内容説明
激動のスーダンを生きる人びとの強さと優しさとは?
目次
第1部 歴史と文化の意味(スーダンの現在と未来につながる「過去」;民族の多様性)
第2部 市民革命とその後(スーダンのアイデンティティ、民主化と開発プロセス;民主主義とスーダン市民)
第3部 今を生きる・未来を創る(壁に描かれたアートから紐解く、スーダン市民のメッセージ;「12月革命」と「ヌビアの女王」たち;ポストコンフリクト国における文化遺産の復興と平和構築)
著者等紹介
関広尚世[セキヒロナオヨ]
京都市埋蔵文化財研究所調査研究技師
石村智[イシムラトモ]
国立文化財機構東京文化財研究所無形文化遺産部部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
BLACK無糖好き
14
スーダンの近年の動きとしては、2019年:民衆によるデモでバシール大統領失脚、民主化移行政権誕生。2021年:軍事クーデター発生。2023年:スーダン国軍と準軍事組織RSFとの間で軍事衝突発生。800万人が国内外に避難。極めて過酷な状況にあるにも関わらずメディアで取り上げられる機会は少ない印象。本書は、様々な分野でスーダンに関わった人たちの現地での経験や、スーダンに対する想いが綴られている。スーダン人が育んできた歴史文化や国民性、元々あった多様性のある社会、これらの一端が窺える。2025/06/21




