目次
第1部 断絶の現状例―はざまを埋める努力は徒労にすぎないのか、埋めるべきなのか(継承語とアイデンティティーの形成―シンガポール在住の日本語継承語話者の事例を通して;社会的ニーズと「結びつける」「結びつけない」視点から英語教育を考える;小学校英語教育における異文化理解授業の提案―現状と課題を基に ほか)
第2部 言語教育の理念と現実のはざま―教育施策や社会の二極化からの脱却や再構築の試み(「教学マネジメント指針」と「グランドデザイン」をめぐる批判的思考と実践の重要性;外国語教育における異文化理解能力の育成の必要性;時代が求める英語力を再考する―ディコロニアリティーの観点から ほか)
第3部 言語のメタ機能から見た断絶―はざまを乗り越えて新たな地平へ(言語を超える存在としての言語―言語が言語としての存在意義以上の意味を持つ社会で;なぜシニアは英語を勉強し続けるのか―協働センターの学習者を通して「学び」の本質を考える;新学習指導要領「生きる力」としての外国語―求められる競技英語からの脱却;「異言語」を学ぶ意義を再考する―「断絶」を克服するために)
著者等紹介
杉野俊子[スギノトシコ]
前工学院大学教授、元防衛大学校教授、JACET言語政策研究会代表。専門分野:英語教育学、社会言語学(日系移民、継承・少数言語)
田中富士美[タナカフジミ]
金沢星稜大学副学長・人文学部教授。専門分野:英語教育学、国際英語論、言語政策
柿原武史[カキハラタケシ]
関西学院大学商学部教授。専門分野:社会言語学、言語政策、スペイン語教育
野沢恵美子[ノザワエミコ]
中央大学法学部准教授。専門分野:比較教育学、社会言語学、ジェンダー論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
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