出版社内容情報
前著第6版(2018年刊)をベースに再構成し全面的に内容を改稿した最新版。第6版刊行以降の約5年間に起きた重大事件や新しい情報を盛り込み、複雑多岐を極める現代中国を多角的に複眼的に理解するために読者を導く最適な書籍である。
目次
1 習近平政権3期目の内政動向(紆余曲折の現代中国政治史―人民共和国建国から改革・開放までの軌跡;一党独裁システムの基本原理―権力集中がもたらす「人治」のひずみ ほか)
2 低成長期経済の新発展戦略(国家主導で進む「数字中国」建設―デジタル・トランスフォーメーション戦略の行方;変貌する「ニューエコノミー」―「B to C型」から「B to B型」へ ほか)
3 流動化する社会の地殻変動(社会を揺るがしたコロナ禍―政権の強圧姿勢が国民の不満を増幅;増大する中間層とその政治社会意識―社会の安定装置か、体制転換勢力か ほか)
4 緊迫する対外関係と台湾・香港(対立が深まる米中両大国―威信をかけて競い合う軍事・科学技術覇権;歴史の呪縛が続く日中関係―色あせた「友好」と遠い「成熟」への道のり ほか)
著者等紹介
藤野彰[フジノアキラ]
中国問題ジャーナリスト、北海道大学名誉教授。1955年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。読売新聞上海特派員、北京特派員、シンガポール支局長、国際部次長、中国総局長、編集委員を歴任。2012~2019年、北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院教授。専門は現代中国論、中国共産党史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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