目次
1 華僑・華人とチャイナタウン
2 歴史
3 出身地と方言集団
4 経済
5 政治
6 社会・教育
7 食文化と生活
著者等紹介
山下清海[ヤマシタキヨミ]
1951年、福岡市生まれ。筑波大学大学院地球科学研究科博士課程修了。理学博士。秋田大学教育学部教授、東洋大学国際地域学部教授、筑波大学生命環境系教授、立正大学地球環境科学部教授等を経て、現在筑波大学名誉教授。1978~80年、文部省アジア諸国等派遣留学生としてシンガポールの南洋大学地理系留学。1994~95年、カリフォルニア大学バークリー校Asian American Studies客員研究員。専門は、人文地理学、華僑・華人研究。元日本華僑華人学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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晴天
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各地に移住して根を下ろした華人華僑の暮らし営みについて、切り口ごとにその在り様を類型化しつつ解説していく。まずは何気なく使われている「華人」「華僑」という語から徹底的に洗いなおしていくのが鮮烈であった。そして、本書では言及されていないが、私が住んでいた南洋島嶼にも中華料理店があり根を下ろして生きる人々がいた。また、訪れたマニラにも多くの国で見られるという華人博物館があり、苦難の歴史とそこでの苦闘、輝かしい成果について紹介されていた。これらの記憶も本書における類型に当てはめてみると、感慨深いものがあった。2024/01/18