出版社内容情報
文系の知は社会の中でどのように活かせるか。人文社会系分野の産官学連携が、大学・行政・産業界の三者すべてに価値を生むことを実証。6つの大学で15年以上産官学連携の実務に携わってきた著者が、歴史から最先端事例まで総ざらいして分析した貴重な体系書。
目次
第1章 産官学連携の現状(本書の目的;企業からみた産官学連携 ほか)
第2章 産官学連携の歴史(産官学連携の歴史へのアプローチ方法;産官学連携の歴史に関する先行研究レビュー ほか)
第3章 研究の目的と理論枠組み(人文社会系産官学連携が求められている背景;人文社会系産官学連携の実態 ほか)
第4章 連携から産・官・学が得る価値(人文社会系の知は価値をもたらすのか;連携から官が得る価値:政策関与型・調査マーケティング型産官学連携の概要 ほか)
第5章 結論と提案(人文社会系産官学連携の形態;「統合型産官学連携類型モデル」の検証 ほか)
著者等紹介
南了太[ミナミリョウタ]
京都精華大学国際文化学部准教授。1980年京都市生まれ。2006年同志社大学大学院文学研究科(社会学専攻)博士前期課程修了。2022年同志社大学大学院総合政策科学研究科(技術・革新的経営専攻)一貫制博士課程修了。博士(技術・革新的経営)。大学院博士前期課程修了後、経済産業省の外郭団体NEDO技術開発機構に入社、NEDOフェロー(若手産官学連携養成者)として同志社大学リエゾンオフィス・知的財産センターへ出向、産官学連携の推進に従事する。その後、金沢大学ティー・エル・オーで知財管理や特許ライセンス業務、京都大学産官学連携本部では組織対組織の産学連携や全学的な共同研究の推進、子会社「京大オリジナル株式会社」や複数大学の共同による「京都アカデミアフォーラム in 丸の内」の企画・立ち上げ・運営および各種地域連携業務に携わる。2021年4月より現職。研究・イノベーション学会広報担当理事。京都大学産官学連携本部研究員。金沢大学ティー・エル・オー技術移転コーディネーター。専門は産学連携論、公共政策、技術経営、地域社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- ラマナ・マハルシの言葉