目次
1 逆境的小児期体験と保護的小児期体験の影響(逆境的小児期体験(ACEs)
保護的・補償的体験(PACEs)―ACEsに対する解毒剤)
2 発達初期の体験は身体・脳・行動にどのような影響を及ぼすのか(発達初期の逆境体験が神経生物学的発達に及ぼす影響;逆境的小児期体験(ACEs)と保護的・補償的体験(PACEs)の世代間伝達)
3 逆境的小児期体験の伝達を断ち切り、保護的・補償的体験を増やす(成人期における逆境的小児期体験の影響を修復するために;ACEsをもつ子どものポジティブな発達を促進する;ACEsとPACEs、そしてコミュニティ ほか)
著者等紹介
ヘイズ=グルード,ジェニファー[ヘイズグルード,ジェニファー] [Hays‐Grudo,Jennifer]
アメリカ・オクラホマ州立大学健康科学センターの精神医学・行動科学の教授(Regents Professor)、同大学小児期逆境に関する統合研究センター(Center for Integrative Research on Childhood Adversity:CIRCA)のディレクター。CIRCAは国立衛生研究所(NIH)からの10年間総額2000万ドルの助成を受けており、現在その6年目である。また、Springer/Nature社が発行する国際的学術雑誌Adversity and Resilience Science誌の創刊者兼編集長でもある
モリス,アマンダ・シェフィールド[モリス,アマンダシェフィールド] [Morris,Amanda Sheffield]
アメリカ・オクラホマ州立大学心理学科のジョージ・カイザー・ファミリー財団代表、教授(Regents Professor)。ペアレンティング、社会・情動発達、人生早期の逆境、そしてリスク・レジリエンスを研究のテーマとする発達心理学者である。100本以上の査読付き論文を発表している。さらに、アメリカ心理学会発行の『権威あるペアレンティング:最適な子どもの発達のための養護としつけ(Authoritative Parenting:Nurturance and Discipline for Optimal Child Development)』の共同著者でもある。Journal of Research on Adolescence誌の編集長、Springer/Nature者が発行するAdversity and Resilience Science誌の副編集長も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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