内容説明
社会の格差はどこからくるのか?それを克服する展望は?人々の関係性に着目してこの問題に接近する「社会関係資本」概念。パットナムやブルデュ、コールマンなどの先駆的な業績からこの概念を紐解き、人脈や信頼が持つ正と負の影響力、デジタル時代の新たな動向も踏まえ、この概念の全体像を描き出す入門書。
目次
第1章 概念の起源(ピエール・ブルデュ;ブルデュの限界 ほか)
第2章 人脈の力(社会関係資本と教育;経済領域の人脈 ほか)
第3章 隘路の散策(社会関係資本と不平等;同質性と多様性 ほか)
第4章 インターネットは社会関係資本を破壊するのか(パットナムの命題―コミュニティの崩壊;SNSは社会関係資本を壊しているのか ほか)
第5章 社会関係資本の政策と実践(社会関係資本のための政策を開発する理由;社会関係資本の測定 ほか)
著者等紹介
フィールド,ジョン[フィールド,ジョン] [Field,John]
スターリング大学(University of Stirling)教育研究所の名誉教授。ウォーリック大学(University of Warwick)継続教育研究の名誉教授。ケルン大学(University of Cologne)の客員教授。社会関係資本と成人教育の研究を含め、生涯学習の社会経済的側面に関する広範な研究成果を残している
佐藤智子[サトウトモコ]
東北大学高度教養教育・学生支援機構准教授、学習支援センター副センター長。博士(教育学)
西塚孝平[ニシズカコウヘイ]
東北大学大学院教育学研究科博士後期課程。日本学術振興会特別研究員(DC)。専門は、教育アセスメント論
松本奈々子[マツモトナナコ]
東京大学教育学研究科生涯学習基盤経営コース博士課程。専門は、高齢者学習、老年社会学。社会保障政策分野において提示されてきた高齢者像を批判的に検討しつつ、「老い」の表象をめぐる学びの理論と方法論について研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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大久保遥
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