目次
1 現在までの歩み
2 政治と経済
3 社会
4 文化と芸術
5 対外関係
6 人物
著者等紹介
赤松美和子[アカマツミワコ]
大妻女子大学比較文化学部准教授。日本台湾教育支援研究者ネットワーク(SNET台湾)代表理事。お茶の水女子大学賞第6回小泉郁子賞受賞。1977年兵庫県生まれ。2008年、お茶の水女子大学大学院博士後期課程修了。博士(人文科学)。専門:台湾文学、台湾映画
若松大祐[ワカマツダイスケ]
常葉大学外国語学部准教授。1977年大阪府枚方市生まれ。2010年、東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得満期退学。2014年、博士(学術)。専門:近代東アジア政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アキ
105
72の視点から見た台湾。世界百九十数か国の国家のうち、中華民国は9割の国と国交がない。そして台湾と国交を持つ国はない。日本の最初の植民地であり、2020年の民主主義指数で東アジアトップであり、ジェンダー・ギャップ指数ランキングでも東アジア1位の地域。そんな台湾は1987年に戒厳令が解除されたばかりで、急速に民主化がすすんだ経緯があり、人々の助け合いの精神が息づいている。白色テロから、ひまわり学生運動もあり、先日民進党の勝利が報道されていたが、これからも日本との関わりが深いだけに中国との関係から目が離せない2024/01/25
ちい
5
てっきり台湾の国民の総意は、中国からの独立を希望していると思いきや、民意の多数は「現状維持」ということに、目から鱗だった。 民進党が独立路線に傾きすぎると、国民党に多く票が流れ、国民党があまりに中国寄りとみられれば、民進党支持が多くなる。 他国を刺激し過ぎず、無駄な衝突を避け、平和で事なかれ主義でいきたい台湾国民の意思が窺え、非常にバランス感覚が良く、かつ民主的な国だと思った。 とても勉強になる。2023/06/01
ブルーツ・リー
5
民主主義において、高度成長を成し遂げた、日本のようなパターンの国は、その後の経過も日本と似通った事になる模様。 高齢化、少子化、大学全入(大衆化)という、日本でもまさに起こった現象が、台湾でも同じように起ってしまっている。 かつて、日本だけが奇跡の成長を遂げた、などと言われてたが、そんな事はなく、高度成長も、その後の問題点までも、非常に似通った民主主義(国)が存在する。 行動成長を遂げた民主主義国では、普遍的に起る現象なのかも知れない。 原因を探れば、解決方法も見えて来るか?2022/05/25
少穆
4
一章一章が短くまとまっていて隙間時間にも読みやすい。 なんとなく「知日家、親日家が多いよね」という状態から、「いやいや、中華文化、日本文化、台湾文化が重なり合っていて、そうことは単純ではない」と解像度を上げることができる。2022/06/24
takao
3
ふむ2023/07/07
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- 和書
- 四つの署名 光文社文庫