出版社内容情報
日本には、貧困、DVなどの深刻な生活困難を抱え、社会で孤立している女性移住者が多く存在するが、本書では、母国での成育歴を含めた人生の内実と当事者本人の声を丁寧に拾うことで、固有の脆弱性と強みに即した多文化ソーシャルワークのあり方を明らかにする。
目次
第1部 女性移住者をめぐる状況(女性移住者をどう捉えるか;女性移住者に関する先行研究;多文化ソーシャルワークの諸理論とアプローチ)
第2部 女性移住者のライフストーリー(研究の方法;調査協力者の概要;ライフストーリーにみる女性移住者の生活困難;女性移住者のコーピング戦略)
第3部 女性移住者への多文化ソーシャルワーク(考察;結論)
付録
著者等紹介
南野奈津子[ミナミノナツコ]
東洋大学ライフデザイン学部生活支援学科教授。博士(社会福祉学)。日本社会福祉士会、日本国際社会事業団、NPO等で外国人支援業務や社会活動に従事。研究テーマは児童家庭福祉、多文化ソーシャルワーク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。