内容説明
ヘレン・ケラーも学んだ、米国パーキンス盲学校の長年の経験から得られた貴重なノウハウをまとめた、歴史的な名著。盲ろう児への愛にあふれた教育マインドを余すところなく伝える、邦訳版。
目次
コミュニケーションとは
盲ろうを理解する
家族との協力関係を築く
会話:コミュニケーションで最も大切なこと
コミュニケーションを促進する環境
コミュニケーションのアセスメント
コミュニケーションの方法を選ぶ
初期のコミュニケーションと言語を作り出す
基礎的な言語の発達
複雑な言語の発達
他の障害も重複する青少年
大人の生活への期待
子ども一人ひとりのニーズへの対応
質の高いサービスの構想を作る
著者等紹介
マイルズ,バーバラ[マイルズ,バーバラ] [Miles,Barbara]
ボストン・カレッジで盲ろう者教育の修士号を取得。盲ろう児や盲ろうの大人の教育者のための独立コンサルタント。ニューイングランド盲ろう者支援センターのコンサルタントとして業務に従事。1990年にバーモント州に移住後は、ニューイングランドの多くの学区でコンサルティングとして、全国的な先生の訓練に従事。現在(2021年)はリタイアしている
リジオ,マリアンヌ[リジオ,マリアンヌ] [Riggio,Marianne]
ボストン・カレッジで盲ろう者教育の修士号を取得。パーキンス盲学校のヒルトン/パーキンス・プログラムの教育コンサルタント。アフリカの盲ろうプロジェクトのコンサルタント。1993年から1996年、パーキンス全国盲ろう者トレーニングプロジェクトのプロジェクトディレクター。ヒルトン/パーキンズ・プログラム以前は、ニューイングランド盲ろう者サービスセンターに勤務。ニューハンプシャー州視覚障害者教育サービスの重複障害および盲ろう者サービスのティーチング・コーディネーター。現在(2021年)は、パーキンス盲学校のパーキンス・インターナショナルでエデュケイショナル・リーダーシップ・プログラムのディテクタとして活躍
岡本明[オカモトアキラ]
1967年慶応義塾大学工学部卒業、(株)リコー入社。ヒューマンインタフェース、障害支援機器の研究開発等に従事。情報通信研究所副所長ほかを歴任。2001年筑波技術短期大学(現筑波技術大学)教授。2010年筑波技術大学名誉教授。公立はこだて未来大学客員教授、芝浦工業大学非常勤講師ほかを歴任。ヒューマンインタフェース学会名誉会員、電子情報通信学会会員、全国盲ろう教育研究会会員、(社会福祉法人)全国盲ろう者協会評議員、(NPO法人)全国盲ろう児教育・支援協会監事ほか
山下志保[ヤマシタシホ]
2021年東京学芸大学教育学部C類特別支援教育教員養成課程卒業。特別支援学校教諭一種免許、小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許取得。同年、(社会福祉法人)全国盲ろう者協会職員、(NPO法人)全国盲ろう児教育・支援協会職員(兼務)。2019年~2020年同大学在学中にスウェーデンのヨーテボリ大学へ交換留学
亀井笑[カメイエミ]
2009年東京女子大学文理学部数理学科卒業。同年、東京都立中央ろう学校教諭。2015年東京都立久我山青光学園視覚障害教育部門教諭。2017年(社会福祉法人)全国盲ろう者協会にて盲ろう児支援に従事。パーキンス盲学校へ留学、Educational Leadership Programにて盲ろう教育における理論と実践を学ぶ。2020年オランダのフローニンゲン大学行動・社会科学部教育科学学科修士課程Communication and Deafblindness修了、教育科学修士号取得。2021年、王立オランダ・ケンタリス、小学校でケアワーカーとして盲ろう児、聴覚重複障害児、医療的ケア児の支援に従事。同年、筑波大学附属視覚特別支援ガッコ教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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