内容説明
赤道直下、生物多様性の島で共生社会の創出に挑んだ記録。国際開発援助に携わる著者が、気候変動と大規模開発による生態環境システムの崩壊危機を乗り越えるため、村の人々とともに「人(サト)―自然(ヤマ)の共生社会」の構築にむけて奮闘する姿を綴った。
目次
第1章 Tudan村での活動―環境保全と地域開発の調和を目指して(Tudan村を知るための基礎的な情報集め;さまざまな実践活動;いろいろな新しい発見 ほか)
第2章 グローバルとローカルをつなぐ持続可能な社会に向けて(環境や資源を知る、守る、持続的に利用する;地域での実践と多様な価値観;いろいろなつながりを考える)
第3章 悩みと希望が錯綜する時代を生き抜くために―Tudan村からのメッセージ(外部の助言に惑わされない誇り高い決断―自分という存在価値を守ること;小ネタと大ネタ―希望学のススメ;幸せとは何か? ほか)
著者等紹介
鈴木和信[スズキカズノブ]
環境保全と村落開発を中心とした国際協力に約25年携わる。スイス、タイ、ベトナム、マレーシア等の海外駐在の経験あり。現在は南国フィジーにて単身滞在中。持続可能な社会の構築のための調査研究や現場活動に取り組む。農学博士。技術士(環境)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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