目次
1 基層(2020年大統領選挙―分断とコロナ禍での投票;2020年国勢調査―波乱のなかでの全人口集計;連邦最高裁判所―進む保守化傾向 ほか)
2 社会(パンデミックと北米の歴史―自国主義から国際協調へ?;ミレニアル世代―アメリカ変革の兆し;現代アメリカの宗教的景観―キリスト教徒の減少、デジタル化の進行 ほか)
3 文化(カホキア墳丘群―世界遺産は破壊されるのか?;ロアノークの「失われた植民地」―バージニア・デア伝説の現代的意味;ニューヨーク公共図書館―知の保存と情報・サービスの発信の場 ほか)
著者等紹介
明石紀雄[アカシノリオ]
筑波大学名誉教授。専攻・専門:初期アメリカ合衆国史、アメリカ研究
大類久恵[オオルイヒサエ]
津田塾大学学芸学部教授。専攻・専門:アメリカ合衆国史、アメリカ地域研究
落合明子[オチアイアキコ]
同志社大学グローバル地域文化学部教授。専攻・専門:アメリカ黒人の歴史と文化
赤尾千波[アカオチナミ]
富山大学人文学部教授。専攻・専門:アメリカ文学、アメリカ文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kenitirokikuti
8
図書館にて。00年代以降は911もあってアメリカ社会やアメリカの保守の思想に目を向けていたので、米民主党支持のアメリカ型リベラルにはだいぶ疎くなっていた。その辺を補うべく適当な本を探していたが、本書が良い助けとなった。やはり、アメリカ合衆国に固有な負の部分は黒人奴隷とアメリカインディアンであるということだ。そこのこじれが旧世界の人間には共有できない。2022/10/29
ブルーツ・リー
5
トランプが総叩きされていた。 識者から見た場合、殆どの人は、トランプをぼこぼこに言う。 しかし、そのどうしようもないトランプが、アメリカ国民の約半分に支持されているという現実もある。どこの国でも、深く物事を考えるのが苦手な人というのは居るのだろう。 それでも、アメリカの場合は「意識高い」人が一定数居て、活発に政治にコミットしている。 日本のように、意識が高いとなぜか笑われるという愚かな事は少ないのだろう。 少なくとも、そういう意味では民主主義が日本より機能しているし、その点は見習わなくてはいけないのかも。2021/11/09
ジャケット君
4
アルバカーキへ旅行するため予習のためならなんでもいいやと手にした。日本人として実際関わり合いはないけどSNSでちょいちょい見かけるBlack Lives MatterやMe Too、アファーマティブ・アクション、性自認等タイムリーな紹介がされていた。人種をめぐる問題が根付いてるので互いの主張が激しくぶつかり合い。今日もアメリカ社会は低迷している。アジア人としてアメリカに入国するわけなので意識しよ2024/02/17
Go Extreme
3
基層: 2020年大統領選挙 2020年国勢調査 連邦最高裁判所 人工妊娠中絶 銃規制問題の現在 アメリカ先住民女性への暴力犯罪対策 オバマ大統領の広島訪問 元大統領の役割 反知性主義 パリ協定とアメリカ―気候変動をめぐる危機からの脱却? トランプ政権のアジア外交 トランプ政権と中東情勢 「国境の壁」と非合法移民 DACA GAFA ドラッグと人種をめぐる諸相 大量投獄 アファーマティブ・アクション最新事情 広がる「ニュース砂漠」 地域密着型の公立大学 教育における再人種分離化 社会 文化 2021/10/25
たろーたん
1
アメリカの大きな問題は「大量投獄」だ。収監人口は減少傾向にあるとはいえ、実数と収監率(人口10万人あたりの刑務所・拘置所等の収監者数)は双方において世界ワースト1位を更新中である。さらに、死刑廃止州の増加により、長期刑による収監者は増加傾向にある。2016年時点で無期刑または懲役50年以上の受刑者は21万人にのぼり、全刑務所収容者の約7人に1人が長期刑に服している(黒人に関しては5人に1人)。(続)2023/10/15
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