内容説明
基地問題に解決策はあるか?沖縄を離れ、沖縄に還るための国際共同研究。
目次
なぜ、どのように比較するのか
国内政治への転回―基地研究の理論的系譜
トルコの反基地運動が沖縄に与える示唆―アイデンティティ・ポリティックスを手掛かりとして
米韓同盟における基地政治―「同盟の再調整」と基地契約の見直し
有機フッ素化合物汚染をめぐる政治・行政対策過程―ドイツ連邦を事例に
空母艦載機部隊の岩国基地への移駐―基地政策における負担と経済的利益の配分
サウジアラビアにおける米軍基地と基地政治
対話の基地政治―グリーンランド・チューレ空軍基地の今日的位相
スペインの民主化と基地の返還合意―1980年代後半のトレホン基地返還をめぐる二国間交渉と米国の対応
シンガポールの「準基地」政策―基地紛争の予防と管理
イタリアの米軍基地―冷戦の前線から戦力投射の中心へ
政策の処方箋
著者等紹介
川名晋史[カワナシンジ]
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。1979年生まれ。博士(国際政治学)。主要業績、『共振する国際政治学と地域研究―基地、紛争、秩序』(編著)勁草書房、2019年(手島精一記念研究賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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