目次
第1部 理論編(問題提起;先行研究のレビューと考察;学習支援の政策分析;学習支援によるケアの理論考察)
第2部 実証編(アンケート分析:子どもの貧困対策における学習支援に関する実証分析―東京都4自治体の子ども・保護者調査から;インタビュー分析:生活困窮世帯の子どもの学習支援の効果に関する一考察―「学習支援によるケア」の作用に着目して;提言と今後の課題)
付論(生活困窮世帯の子どもの学習支援の親への効果に関する一考察;貧困世帯のヤングケアラーの子どもにとっての学習支援;生活困窮世帯の子どもは生活保護バッシングとどのように向き合っているのか―スティグマに着目して)
著者等紹介
松村智史[マツムラサトシ]
1983年、秋田県生まれ。東京大学大学院教育学研究科修了後、社会福祉、東日本大震災からの復興、子育て支援に関する業務等に従事。また、横浜市で生活困窮世帯の子どもの学習支援ボランティアを行う。2019年、首都大学東京(現:東京都立大学)人文科学研究科博士課程修了。博士(社会福祉学)。専門、社会福祉学、社会政策、高等教育、社会保障法、行政学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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saiikitogohu
3
「貧困層の子供は、先行研究の知見を整理すると、①低学力で学習意欲も低い傾向にあること、②友人の数や部活動所属率が少ない一方、不登校やいじめを経験する確率が高く、友人関係で周辺化、疎外化されやすいこと、③教師の目からも貧困世帯が不可視化されやすいことなどが指摘されている」26「足立区の調査によれば、生活困難世帯は、非生活困難世帯と比べ朝食の欠食率が高い、予防接種率が低い、肥満傾向にあるなど、健康生活面でリスクが高くさらに保護者の子供への関わりが希薄である」282021/03/20
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