内容説明
アドボケイトは子どもの声を大きくするマイクのような存在です。この比喩はイギリスではよく使われます。特に年齢の小さい子どもたちにアドボケイトの役割について説明をする時におもちゃのマイクを持っていって、「わたしはあなたのマイクだよ」と説明します。マイクというのは、声を大きくして伝えたい人に届ける機械です。だから、私が思っていないことや言いたくないことを勝手にマイクが話すことはありません。アドボケイトも同じように、子どもたちが言いたいこと、話したいことを大きくしておとなに届ける役割です。日本でもマイクを持ったキャラクターが登場するアドボケイトアニメ動画がつくられています。
目次
子どもアドボカシーの意味
子どもの権利条約と子どもアドボカシー
イギリスの子どもアドボカシーから学ぶ
子どもアドボカシーの四理念
子どもアドボカシーの六原則
子どもアドボカシーの実践1―会議支援アドボカシー
子どもアドボカシーの実践2―訪問アドボカシー
子どもアドボカシーの実践3―障害児のアドボカシー
子どもアドボカシー制度化に向けての政策の動き
求められる子どもの権利擁護制度
子どもアドボカシーセンターと市民の役割
子どもの権利に関する国内人権機関の独立性と機能―英国・北欧・カナダを対象とする比較研究
著者等紹介
堀正嗣[ホリマサツグ]
熊本学園大学社会福祉学部教授。NPO法人子どもアドボカシーセンターOSAKA・一般社団法人子どもアドボカシーセンターNAGOYA理事。厚生労働省子どもの権利擁護に関するワーキングチーム構成員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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