目次
理論編(少年・刑事事件;家事・民事事件;心理アセスメントとチーム支援)
ケース編(少年・刑事事件編;家事・民事事件編)
司法犯罪心理学とは何か?―生きづらさ、困難を抱える
著者等紹介
熊上崇[クマガミタカシ]
1970年生、立教大学文学部教育学科卒業後、家庭裁判所調査官として、札幌、いわき、東京、川越、横須賀で計19年勤務。その間、社会人大学院生として筑波大学大学院教育研究科リハビリテーションコース修了(修士:リハビリテーション)、筑波大学大学院人間総合科学研究科生涯発達科学専攻修了(博士:リハビリテーション科学)。2010年日本LD学会研究奨励賞。2013年4月より立教大学コミュニティ福祉学部助教、2018年4月より和光大学現代人間学部心理教育学科教授。専門は司法犯罪心理学、発達障害学。特別支援教育士スーパーヴァイザー、公認心理師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひろか
9
どうやら著者自ら、本書の出版を出版元に掛け合っているようで、意欲作。 最後のユースソーシャルワーク事業は興味深い。高校、中学生の2人だけの家族となったケースについて、児相が動かないから、この事業を使って、福祉事務所につなげるというもの。都会ならではのものかも知れないが、繋ぐ人の重要性とともに、繋がれる人(このケースでは福祉事務所であるが、地域資源全般)の方のキャパやソーシャルワークの精神!!にかかっているように思う。ともすれば、このような事例は、繋がれる方の資源が、児相の批判に終始しまいがち。2020/07/26
のせなーだ
2
様々な多種多様なケース、法律の条文がカバーしきれるのか?社会的コミュニケーション障害、想像力の障害など、触法行為をして、どういう立場になるのか理解できない場合など。個別支援しても、また別の他人が改に事件を起こす。犯罪、再犯防止効果には、やはり支援が重要だ。どこが本当に頼れるのか?専門施設、専門家、地域社会。。。他人事ではなく、自分や家族も支援される、支援を求める立場に立って考えてみる。さらに「制度の欠陥の問題」など声を上げないと当事者任せで終わってしまう。無責任な犯罪者の逃げ勝ち得を許してはいけない。2022/03/04
咖哩麺。
1
電子図書館で借りて読みました。勉強になりました。ありがとうございます。母集団との統計的な比較が必要だと思いました。2024/06/19
酒井 敦
0
この方は、以前は家庭裁判所の調査官だったようである。この本を読むと、被疑者に対してここまで偏見を持って調査をしてよいのか?と思う。これで、無実の被疑者が出ていないことを切に祈る。 また、法制度の問題等も、一方に偏るかなりゆがんだ見方をしており、裁判所の教育はどうなっているのか疑問を持った。2022/09/09