目次
第1章 心理編―心理的に気持ちを落ち込ませるNG(親の考えを押し付けてしまう;余計な前置きを言ってしまう ほか)
第2章 勉強編(一般)―勉強へのやる気をなくさせるNG(分かることがいいと考えてしまう;積み重ねをさせようとする ほか)
勉強編(教科別)((国語)読書好きにさせようとする
(国語)本を読んだら感想文を書かせる ほか)
第3章 保護者編―保護者の養育意欲を失わせるNG(寂しさを愛情不足と考える;何でもほめればいいと考える ほか)
著者等紹介
宮口幸治[ミヤグチコウジ]
立命館大学産業社会学部・大学院人間科学研究科教授。医学博士、日本精神神経学会専門医、子どものこころ専門医、臨床心理士、公認心理師。京都大学工学部卒業、建設コンサルタント会社勤務の後、神戸大学医学部医学科卒業。大阪府立精神医療センターなどを勤務の後、法務省宮川医療少年院、交野女子学院医務課長を経て、2016年より現職。児童精神科医として、困っている子どもたちの支援を教育・医療・心理・福祉の観点で行う「日本COG‐TR学会」を主宰し、全国で教員向けに研修を行っている
田中繁富[タナカシゲトミ]
小学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ムーミン
32
困っている人にアドバイスする際にそのまま生かせそうな具体例をもとにした書きぶりがいいと思いました。図書館で借りて読みましたが、さっそく購入してしまいました。2021/07/01
boo
12
児童精神科医の宮口さんと小学校教諭の田中さんの共作。小学校でよくあること、家庭内の声かけで良かれとしてやっている声かけのプレッシャーややる気をなくさせてしまう理由とこうしたらいいかもよという代打策。褒めてるつもりでもプレッシャーを与えているとか過程だけを褒めると努力しなくなるとか今まで気をつけていたことを考え直す部分もありました。子どもの性格によっても捉え方は違うことが1番ですね。意識してプラスになる声かけをして気持ちよく過ごしたいな。2021/08/22
マーシー
9
漫画もあって読みやすかった。まず承認、安心、があって次の興味ややる気が継続するのは本当にそうだなあと思う。なんていうか大人の都合のいいように解釈&押し付けで、人として親に認められていないということは、自尊感情が育つわけないんだよなあと思う。なんていうかこの甘えとの差別化が重要だと思う。でもこんないい環境は中産階級、上流階級含めて少ないと(体感で)思うから、やっぱり学校でなのかなあ。初任研でこういうことやればいいのに。2020/05/11
sakie
5
子どもに対して何気なく言ってしまっている言葉でよくないものをしっかりとした理由を説明しながら教えてくれる。実際全て出来たらいいんだけれど何気なく言ってしまっていることあるなと反省…。保護者は勿論だが、教師、保育士など子どもと関わる職業の方、おじいちゃん、おばあちゃんにも改めて読んでもらえるといいと思う。児童精神科医の宮口先生の本はわかりやすい。2023/02/11
しふぉん
4
大丈夫?ではうん、と答えがちだから痛い?など他の切り口で聞く。コツコツとやることを強いるのは苦手なことを二重に強いること、だから言ったのに!は禁句。寄り添ってお子さんがほっとできることで、意欲に繋がる。たまに読み返して自分の行動を振り返りたい。2023/01/28