目次
1 日韓歴史教育交流の現在地―「はじめに」に代えて
2 授業実践(地域から日韓の授業をつくる;日韓の橋渡しをめざす授業の追求;植民地支配と日韓の歴史授業;子どもの現代認識と日韓関係の授業;東アジア前近代史のなかで日韓の歴史を学ぶ)
3 日韓歴史教育の課題と展望(日韓教育実践研究会結成の意味;韓国の歴史教育と韓日歴史教育交流;小学校授業実践交流の意味)
4 「日韓歴史教育交流会」報告一覧―1993~2019
著者等紹介
三橋広夫[ミツハシヒロオ]
1951年生まれ。日韓教育実践研究会代表。千葉県公立中学校教員、日本福祉大学教授を経て、早稲田大学などの非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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崩紫サロメ
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1993年に結成され、以降交流が続いている日韓の小中高の歴史教育の実践例である。探究型授業の実践であ李、社会科教育の実践例として参考になる部分もある。同時に探究型授業の難しさも感じる。例えばp.151から日本の教科書において安重根と伊藤博文がどのように書かれているかを読ませる授業例がある。ここで挙げられている4つの教科書が実教出版、自由社、山川出版、扶桑社であることは大きな問題である。自由社と扶桑社は「新しい歴史教科書をつくる会」の流れを歴史修正主義的なものである(続)2021/10/08