内容説明
90あまりの指標データから地域ごとの課題を可視化。
目次
第1部 日本の人間の安全保障指標(SDGs指標との比較と指標別ランキング;都道府県別指数;アンケート調査による主観的評価;都道府県別プロフィール)
第2部 取り残されがちな個別グループの課題(子ども;女性;若者;高齢者;障害者;LGBT;災害被災者;外国人)
第3部 結論と提言(日本の人間の安全保障の課題;誰も取り残されない社会を作るために)
著者等紹介
高須幸雄[タカスユキオ]
NPO法人「人間の安全保障」フォーラム理事長、国際連合事務総長特別顧問(人間の安全保障担当)、立命館大学客員教授。外務省に入省後、国連日本代表部参事官、国連政策課長、インドネシア公使などを歴任。1993年国連事務次長補(財務官)として、国連の予算・財政を総括。1997年国連日本代表部大使として、国連安全保障理事会で日本代表。2000年外務省国際社会協会部長に就任し、人間の安全保障、感染症、気候変動に関する国際協力を推進。在ウィーン代表部大使を経て、国連日本政府代表部常駐代表を務め(2007―2010年)、安保理議長に2回就任。2012年から2017年5月まで国連事務次長(行政管理局長)として国連の管理全般の責任者。2010年以来事務総長特別顧問を務めている。元東京大学及び政策大学院大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なるみ(旧Narumi)
27
図書館の新着本コーナーにて。とにかくデータが充実していて、国別比較も都道府県別比較も大変参考になりました。2020/03/22
きゃな
2
SDGsの安全保障の指標に関して公的機関の統計データに基づいて都道府県別に分析。さらに日本特有の問題として上がる「子ども」「女性」「若者」「高齢者」「障害者」「LGBT」「災害避難者」「外国人の現状と実態」を聞き取り調査を実施、結果を踏まえつつ改善策を提示している。地域住民の意識の差で問題に対しての認識に大きな違いが出るとは言えないが、世代・性別には関わりが大きい。また自治体の取り組みが子育て・社会復帰などにつながっているケースがあり、国に任せるだけでなく私たち一人一人の当事者意識が必要だと強く感じた。2021/10/26
GyunGyun
0
大分類のカテゴリーごとにランキングされており、分かりやすい内容。 SDGSにおける日本の現状がよく分かりました。2021/03/19