内容説明
排外主義、外国人嫌悪、人種主義、反ユダヤ主義…。欧米における右翼ポピュリスト政党の台頭とその常態化について、批判的談話研究の手法をもちいて詳細かつ精緻に分析する。
目次
第1章 ポピュリズムと政治―規範とタブーを侵す
第2章 理論と定義―アイデンティティの政治
第3章 境界と国民を守る―排除の政治
第4章 言語とアイデンティティ―ナショナリズムの政治
第5章 反ユダヤ主義―否定の政治
第6章 パフォーマンスとメディア―カリスマの政治
第7章 ジェンダーに基づく身体の政治―家父長制の政治
第8章 主流化―排除の常態化
付録 右翼ポピュリスト政党一覧
著者等紹介
ヴォダック,ルート[ヴォダック,ルート] [Wodak,Ruth]
英国ランカスター大学名誉博士、ディスコース研究科Emeritus Distinguished Professor(名誉抜群教授)および学科長、英国社会科学アカデミーフェロー、ウィーン大学教授、人文科学研究所(ウィーン)客員フェロー(2018年9月~2019年6月)、雑誌Discourse&Society、Critical Discourse Studies、Language and Politicsの共同編集者。研究分野:ディスコース研究における、民族誌・議論学・修辞学・テクスト言語学を組み合わせた理論的アプローチの展開、組織的コミュニケーション、アイデンティティの政治学、政治と言語、政治における言語、人種主義、偏見と差別。とりわけ「談話の歴史的アプローチDHA」の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件