目次
1 歴史
2 政治経済
3 産業
4 国土と主要地域
5 日本とチリの関係
6 社会と文化
著者等紹介
細野昭雄[ホソノアキオ]
国際協力機構(JICA)研究所シニア・リサーチ・アドバイザー、ラテンアメリカ協会副会長。アジア経済研究所を経て、筑波大学社会工学系、神戸大学経済経営研究所、政策研究大学院大学教授、在エルサルバドル大使。1966年より76年までチリに滞在し、国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(CEPAL)経済調査部、国際貿易部勤務
工藤章[クドウアキラ]
ラテンアメリカ協会理事。元三菱商事理事(2012年退職)、元ラテンアメリカ協会専務理事・事務局長(2012~2017年)。チリ・ベネズエラ・ブラジルに通算22年駐在、40年を超えラテンアメリカでのビジネスに従事、青山学院大学、浜松学院大学などの教壇に立ち、2012年以降はラテンアメリカ協会の運営に携わる
桑山幹夫[クワヤマミキオ]
神戸大学経済経営研究所リサーチフェロー、ラテンアメリカ協会常務理事、元法政大学兼任講師。1983年より国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(CEPAL)職員。国際貿易統合部部長代行、国際貿易課課長を歴任し、2010年に退職、12年までリージョナル・アドバイザーとして在勤。専攻は開発比較論(アジア・ラテンアメリカ)、国際貿易論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
156
図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。エリア・スタディーズシリーズ3作目です。ワインやサケが有名なことは知っていましたが、これほどチリが南米の優等生だとは思いませんでした。隣国(ペルー&アルゼンチン)は旅行したことがありますが、チリは未踏なので、イースター島等何時か旅してみたいと思います。但し、中南米の美女国3C(コロンビア、コスタリカ、チリ)の一角と言われているにも関わらず、チリの美女事情の記述がなかったのが、大変残念でした(笑)2019/09/03
穀雨
8
チリという国には以前から興味があったので、ついに出たかという感慨を持って早速読んだ。構成としては、他のシリーズ本に比べて産業や日本との関係といった分野の記述が充実している。チリをはじめて訪れた日本人がジョン万次郎だったとか、チリ海軍の巡洋艦が日本にわたり、日露戦争で活躍したとか、興味深いエピソードも多かった。2019/11/27
たろーたん
1
チリといえば銅、銅と言えばチリというほどに、チリでは銅産業が重要である。埋蔵量、生産量、輸出量、全て世界一だ。また、驚異的な成長を遂げているワインも重要である。モアイがあるイースター島はチリの領土だ。チリ社会の特徴として、「(互いに)よく知らない大家族」と表現される。そのため、チリ人と話していると「あの人は実は自分の親戚だ」とよく耳にするらしい。海岸線に住んでおり、食材が豊富にもかかわらず、外食の習慣がなく、食事は家庭の主婦ではなくお手伝いさんがするため、思ったよりも食文化は育たなかったらしい。2023/12/28
ありさと
1
チリを歴史、政治経済、産業、国土と主要地域、日本とチリの関係、社会と文化、の6つの大枠に沿って色々の観点から紹介した本。チリにはペンギンとモアイがいるし標高世界一の天文台もあるしガルニエが作ったオペラ座もある。わたしはチリについて地震のこと以外なにも知らない!という気もちになったので読んだがピノチェトとかアジェンデとか一応知ってたし葡萄はよく食べてるしアラウも聴いてた。意外と身近。2023/03/29