目次
第1部 激変する村の底流にひそむ力とその可能性(“アウトロー”的行為の正しさを支える中国生民の正当性論理―天津市武清区X村の団地移転を事例として;農村公共サービス制度の変動と村落ガバナンス―成都市の「経費進村」を事例として)
第2部 観光開発に向き合う村の自律性(農家楽山村の議事にみる公の生成―宗族単姓村である北京市官地村を事例として;中国農村における地域社会の開放性と自律性―北京市郊外‐山村の観光地化を事例として;「留守」に生きる村―中国東北地域の朝鮮族村の観光)
第3部 人口流動化の中の村の存続戦略(「対立」から「融合」と「管理」へ―流動人口のネットワークをめぐる流入地での戦略;中国都市にみる「村」社会と民間信仰―深〓の「城中村」を中心に)
著者等紹介
南裕子[ミナミユウコ]
一橋大学大学院経済学研究科准教授。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学、修士(社会学)。専門:中国の都市・農村の住民自治・ガバナンス論、農村開発論
閻美芳[ヤンメイファン]
宇都宮大学雑草と里山の科学教育研究センター講師。早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了、博士(人間科学)。専門:農村社会学、環境社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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