ダウン症をめぐる政治―誰もが排除されない社会へ向けて

個数:

ダウン症をめぐる政治―誰もが排除されない社会へ向けて

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年05月25日 20時28分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 194p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750347134
  • NDC分類 369.28
  • Cコード C0036

出版社内容情報

ダウン症のある子どもの親でもある著者が、政治と福祉、教育、マスメディア、社会学など幅広い視点から、ダウン症や障がいのある子どもたちを取り巻く政治的、社会的環境を考察し、インクルーシブ教育と社会における完全な統合の実現へ向けて論ずる。

 日本語版への序文



序章 私の子は他の子より染色体の数が多い



第1章 問題は保健政策に

 コスト・ベネフィット分析

 私事なんかではない

 妊婦は消費者なのか?

 私たちはどこに取り残されてしまったのか

 母親とマルサス主義

 ジョン・ピアソン事件



第2章 誰のための教育政策?

 インクルーシブ教育か隔離か――歴史と課題

 現在の保守党の考え方

 インクルーシブ教育は失敗か

 インクルーシブ教育の回復へ

 「特別教育ニーズ」をめぐる課題



第3章 フランキー・ボイルのショーで経験したこと

 「ぼくは知恵遅れなの? それとも喜んで大騒ぎしているだけ?」

 エミリー

 スティグマ(社会から押しつけられる差別)



第4章 国家と個人の関係

 ダウン症のある子を産み育てるという「リスク」

 「人間らしさ」の“超えてはならない一線”

 では、私たちの超えてはならない一線は、どのくらい明らかなのか?



第5章 さて、どうすべきだろうか

 提案1 一般市民が決定しない保健政策を受け入れないこと

 提案2 インクルーシブ教育へ力を傾注していく

 提案3 違いを欠点にはしない



 訳者あとがき

キーロン・スミス[キーロン スミス]
著・文・その他

臼井 陽一郎[ウスイ ヨウイチロウ]
監修/編集

結城 俊哉[ユウキ トシヤ]
翻訳

内容説明

産むこと・教育を受けること・社会で生きることを決めるのは誰なのか?「生産性」と優生思想から解放されるために必要なこと。

目次

序章 私の子は他の子より染色体の数が多い
第1章 問題は保健政策に
第2章 誰のための教育政策?
第3章 フランキー・ボイルのショーで経験したこと
第4章 国家と個人の関係
第5章 さて、どうすべきだろうか

著者等紹介

スミス,キーロン[スミス,キーロン] [Smith,Kieron]
ウィンチェスター大学卒業後、ベスト・リトル書店株式会社(Best Little shop Limited)、インターネット書籍を中心に販売しているブック・ディポジトリー(Book Depository)を経た後、ダウン症のある子どもたちのための教育の国際機関「ダウン症教育インターナショナル」(Down Syndrome Education International)で働く。現在はブラックウェル書籍(Blackwell’s Bookshop)のデジタル版部門の責任者をしながら、ウィンチェスター大学の博士課程で調査研究に勤しんでいる

臼井陽一郎[ウスイヨウイチロウ]
新潟国際情報大学国際学部教授。専攻は、EU政治。日本EU学会理事、グローバル・ガバナンス学会理事

結城俊哉[ユウキトシヤ]
立教大学コミュニティ福祉学部教授。専攻は、障害福祉学。博士(社会福祉学)。日本福祉文化学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

43
出生前診断ができるようになり、母体に赤ちゃんがいるときからダウン症の子どもがわかるようになりました。このことと優生思想や社会的な生産性論と結びつくことで、中絶が自己決定という言葉を帯びた社会的な圧力下でなされていることを問題としてあげられています。産むことに対して、また障害児を教育することに対して、それはすぐれて社会的な営みでもあるが故に政治と結びつきます。多様性を認め、誰もがインクルーシブされる社会をめざすことも政治です。この本からは障害児問題の政治性を学ぶことができました。良書です。2018/11/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13116665
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品