出版社内容情報
ソビエト・スターリン時代、抑圧されながらも世界で初めて「教育心理学」を打ち立て、その後の障害児教育の理論と実践を方向付けたヴィゴツキー。その思想と生涯をベラルーシ・ゴメリ、レニングラード、モスクワと活動地を辿り、家族や同僚のエピソードを交えながら壮大なスケールで描く。
まえがき
ベラルーシ地図
第?章 故郷ベラルーシの日々
1 草原を馬で駆けた少年
2 田舎町オルシャからゴメリへ
3 ヴィゴツキー家の人々
4 アシピス先生の教育
5 ギムナジウムでの学び
6 「ユダヤ人であること」
7 青年ヴィゴツキーの夢と世界観
第?章 大学時代
1 二つの大学
2 二つの都市
第?章 芸術心理学への歩み
1 読者批評ノートから卒論へ
2 再びゴメリへ、革命・内戦・そして病
3 キエフ、出会いと別れ
4 ヴィゴツキーの「ゴメリ症候群」的な仕事
5 演劇文化活動
6 出版文化活動
第?章 教育心理学への道
1 ブロンスキー教授との出会い
2 ゴメリでの教職経験
3 ゴメリから全ロシア会議へ
4 再会の町モスクワ
5 『教育心理学』と『芸術心理学』の刊行
第?章 欠陥学を心理学の光に
1 自ら望んだ障害児教育担当
2 ロンドン旅行の写真
3 欠陥学の実践と心理学思想そして闘病
第?章 心理学の危機
1 『心理学的危機の歴史的意味』
2 「文化・歴史理論」
第?章 回想のヴィゴツキー
1 ヴィゴツキーに会った日本人
2 娘から見た父ヴィゴツキー
3 家族、仲間たち、研究交流
第?章 生命尽きてなお
1 最後の日々
2 心理学の世界遺産『思考と言語』
3 ヴィゴツキーとその時代
4 子どもの行動とことば(心理学の宇宙)
5 もう一つの都市ハリコフ
6 ヴィゴツキー・ルネッサンス
7 永遠のヴィゴツキー
あとがき
参考文献
索引
広瀬 信雄[ヒロセ ノブオ]
著・文・その他
目次
第1章 故郷ベラルーシの日々
第2章 大学時代
第3章 芸術心理学への歩み
第4章 教育心理学への道
第5章 欠陥学を心理学の光に
第6章 心理学の危機
第7章 回想のヴィゴツキー
第8章 生命尽きてなお
著者等紹介
広瀬信雄[ヒロセノブオ]
長野県生まれ。京都教育大学卒業、東京学芸大学大学院修了後、筑波大学附属桐が丘養護学校、秋田大学教育学部附属養護学校を経て、1989年より山梨大学に移る。山梨大学教授(1996‐現在)。1988年モスクワ大学に短期留学。2009‐2012年山梨大学教育人間科学部附属特別支援学校長。2012‐2015年山梨大学教育人間科学部副学部長。2017年4月より山梨大学教育学域教育学系長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- さあ、前を向いて