出版社内容情報
明治時代の欧化政策のもとで海外文学が翻訳されはじめてから1世紀超、なかでもイギリス文学は現在でも根強い人気を誇っており、文学作品に惹かれてその舞台を訪れる人も多い。作家や作品にちなんだ60の旅を通してイギリスの文化、風土を再発見する一冊。
まえがき
イギリス・アイルランド全図
第?部 古代・中世
1 今なお語り継がれる伝説――アーサー王?
2 キャメロット伝説を訪ねて――アーサー王
3 英詩の草分け的存在――ジョン・ガワー
4 英詩の父――ジェフリー・チョーサー
[コラム1]イギリス人が英語で文学を書けるようになるまで
第?部 ルネサンス期
5 暴君に翻弄された人生――トマス・モア
6 詩人の王――エドマンド・スペンサー
7 数奇な運命をたどった劇作家――クリストファー・マーロウ
8 文豪が暮らした二つの家――ウィリアム・シェイクスピア?
9 文豪の家族が暮らした家――ウィリアム・シェイクスピア?
10 ショーディッチの劇場と弟の眠る墓――ウィリアム・シェイクスピア?
[コラム2]サム・ワナメイカーとグローブ座再建
11 盲目の大詩人――ジョン・ミルトン
12 職人伝道者――ジョン・バニヤン
13 激動期を生き抜いた桂冠詩人――ジョン・ドライデン
[コラム3]女人禁制だった舞台に女優を登用したダヴィナント
第?部 18世紀
14 大富豪から一転破産した――ダニエル・デフォー
[コラム4]スコットランド合併に暗躍した秘密諜報工作員――デフォー
15 辛辣な諷刺作家――ジョナサン・スウィフト
16 小説が記憶する郷土色――ヘンリー・フィールディング
17 文壇の大御所――サミュエル・ジョンソン?
18 辞書編纂家――サミュエル・ジョンソン?
[コラム5]ホガースが見たロンドン
19 スコットランドの国民詩人――ロバート・バーンズ
第?部 19世紀前半・ロマン派の時代
20 孤高の芸術家――ウィリアム・ブレイク
21 ロマン派の旗手――ウィリアム・ワーズワス
22 文学理論の先駆者――サミュエル・テイラー・コウルリッジ
23 小説に新天地を開いた――ウォルター・スコット
24 人情の機微と哀歓に優しい目を向けた――チャールズ・ラム
25 機知溢れる小説家――ジェイン・オースティン
26 情熱の詩人――ジョージ・ゴードン・バイロン
[コラム6]バイロンの館
27 旅の途上のアット・ホーム――パーシー・ビッシュ・シェリー
28 薄幸の天才――ジョン・キーツ
第?部 19世紀後半・ヴィクトリア女王の時代
29 大英帝国を代表する言論人――トマス・カーライル
30 貴族になった国民詩人――アルフレッド・テニソン
31 イギリスの国民的作家――チャールズ・ディケンズ
[コラム7]文学に見る産業革命の光と影
32 悲劇のヒロイン――ブロンテ姉妹?
33 『嵐が丘』を生んだ村ハワース――ブロンテ姉妹?
34 町が世界に誇る女性作家――ジョージ・エリオット
35 本当は数学者――ルイス・キャロル
36 多彩な芸術家――ウィリアム・モリス
[コラム8]レ・ファニュのアイルランドとイギリス小説
第?部 世紀末から20世紀初頭
37 自然主義作家の旗手――トマス・ハーディ
38 唯美主義の作家――オスカー・ワイルド
[コラム9]ヴィクトリア時代の倫理と文学の自由
39 光と闇――ロバート・ルイス・スティーヴンソン
40 機知縦横の世界的作家――ジョージ・バーナード・ショー
41 ポーランド出身のエグザイル作家――ジョウゼフ・コンラッド
42 世界一の名探偵を生んだ――アーサー・コナン=ドイル
43 アイルランド文芸復興をリードした――ウィリアム・バトラー・イェイツ
44 湖水地方の風――ビアトリクス・ポター
45 裏の顔もあった――サマセット・モーム
46 モダニズムの作家――ヴァージニア・ウルフ
47 現代の叙事詩を書いた――ジェイムズ・ジョイス
48 流浪の旅――ディヴィッド・ハーバート・ロレンス
49 夭折の天才詩人――ルパート・ブルック
[コラム10]二つの炬火
50 魂の遍歴を辿って――トマス・スターンズ・エリオット
51 「人間らしい(ディーセント)」世界を命がけで求めた――ジョージ・オーウェル
52 放蕩の天才詩人――ディラン・トマス
第?部 20世紀後半・現代
53 ミステリー誕生の地――アガサ・クリスティ
54 日本との絆も深い――エドマンド・ブランデン
55 心理小説の名手――エリザベス・ボウエン
56 海軍情報部(NID)予備大尉――イアン・フレミング
57 田舎暮らしを愛した詩人――フィリップ・ラーキン
58 憧れの日本の入国を拒否された作家――グレアム・グリーン
[コラム11]スーザン・ヒルの『ウーマン・イン・ブラック』
59 ノーベル賞作家の第二の故郷――カズオ・イシグロ
60 『ハリー・ポッター』の生みの親――J・K・ローリング
『イギリス文学を旅する60章』参考文献
図版出典
石原 孝哉[イシハラ コウサイ]
著・文・その他/編集
市川 仁[イチカワ ヒトシ]
著・文・その他/編集
目次
第1部 古代・中世
第2部 ルネサンス期
第3部 18世紀
第4部 19世紀前半・ロマン派の時代
第5部 19世紀後半・ヴィクトリア女王の時代
第6部 世紀末から20世紀初頭
第7部 20世紀後半・現代
著者等紹介
石原孝哉[イシハラコウサイ]
駒澤大学名誉教授。イギリスルネサンス文学専攻
市川仁[イチカワヒトシ]
中央学院大学教授。イギリス文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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