ポピュリズムの理性

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  • サイズ B6判/ページ数 409p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750346984
  • NDC分類 311.7
  • Cコード C0036

出版社内容情報

政治理論家エルネスト・ラクラウによるポピュリズム論の金字塔的著作。ポスト・マルクス主義の政治理論を深化させ、侮蔑的に論じられるポピュリズムを政治的なものの構築の在り方として精緻に理論化。根源的、複数主義的な民主主義のために、政治的主体構築の地平を拓く。

 序文





第?部 大衆への侮蔑



第1章 ポピュリズム――多義性と逆説

 ポピュリズムに関する文献の袋小路

 代替アプローチを求めて



第2章 ル・ボン――暗示と歪曲された表象



第3章 暗示、模倣、同一化

 暴徒と社会の解体

 催眠術と犯罪学

 タルドとマクドゥーガル

 フロイトによる突破

 結論――出発点に向かって





第?部 「人民」を構築する



第4章 「人民」、空虚の言説的産出

 存在論に関する幾つかの瞥見

 要求と人民アイデンティティ

 等価性の冒険

 敵対、差異、代表

 「人民」の内的構造化

 名指しと情動

 ポピュリズム

 補論――なぜ幾つかの要求を「民主的」と呼ぶのか?



第5章 浮遊するシニフィアン、社会的異質性

 浮遊すること――シニフィアンの劫罰ないしは運命か?

 異質性が登場する



第6章 ポピュリズム、代表、民主主義

 代表の二つの相貌

 民主主義と人民アイデンティティ





第?部 ポピュリズムの諸形態



第7章 ポピュリズムの遍歴譚



第8章 「人民」の構築にとっての障碍と限界

 オマハ綱領から一八九六年選挙での敗北へ

 アタテュルクの六本の矢

 ペロンの帰還





結論

 ジジェク――火星人を待ちながら

 ハートとネグリ――神は与え給う

 ランシエール――人民の再発見





 注

 解説――『ポピュリズムの理性』に寄せて[山本圭(政治学)]

 訳者あとがき

 索引

エルネスト・ラクラウ[エルネスト ラクラウ]
著・文・その他

澤里 岳史[サワサト タケシ]
翻訳

河村 一郎[カワムラ イチロウ]
翻訳

内容説明

人民を構築せよ。“左派ポピュリズム”の可能性のために。侮蔑的に論じられがちなポピュリズムを“政治的なもの”の構築の在り方として精緻に理論化した、ポピュリズム論の金字塔的著作。根源的、複数主義的な民主主義のために、政治的主体構築の地平を拓く。ポピュリズム論の金字塔的著作。

目次

第1部 大衆への侮蔑(ポピュリズム―多義性と逆説;ル・ボン―暗示と歪曲された表象;暗示、模倣、同一化)
第2部 「人民」を構築する(「人民」、空虚の言説的産出;浮遊するシニフィアン、社会的異質性;ポピュリズム、代表、民主主義)
第3部 ポピュリズムの諸形態(ポピュリズムの遍歴譚;「人民」の構築にとっての障碍と限界)
結論

著者等紹介

ラクラウ,エルネスト[ラクラウ,エルネスト] [Laclau,Ernesto]
1935年、アルゼンチン生まれ。政治理論家。イギリスに亡命後、長年にわたりエセックス大学で教授を務める。2014年死去。ポスト・マルクス主義の立場から、ヘゲモニー論や言説分析を取り入れ、マルクス主義の大胆な刷新を試みた

澤里岳史[サワサトタケシ]
1968年生まれ。政治哲学。2016年死去

河村一郎[カワムライチロウ]
1967年生まれ。科学哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

19
原著は2005年刊。差異の論理、等価性の論理、不均質な諸要素を節号する論理、空虚なシニフィアン、ヘゲモニー等をキーワードに「ポピュリズム」の概念構築に関する難解な議論が展開される。山本圭教授の解説で少しは本書のエッセンスに触れられた気もする。著者は、ポピュリズムは単純に言えば政治的なものを構築する一つの仕方だという。反グローバル化運動での新たな人民アイデンティティの形成に、ポピュリズムが寄与するという考えも根底にありそうだ。地球温暖化や世界的な経済格差の解消にもポピュリズムが効力を持てるだろうか。2019/02/27

てれまこし

6
ミュラーの本で批判されていたラディカル・デモクラシー論の理論家。ポピュリズムとは社会に認められない諸要求を束ねる空虚なシニフィアンである「人民」を用いて政治的主体が構築される政治的論理であり、民主主義はポピュリズムなしでは存在しえない。いな、ポピュリズムこそが政治の論理。冷戦後の(新)自由主義一強に抵抗するための政治理論だが、そのために「労働者階級」を特権化したマルクス主義もまた乗り越えれないとならない。多様な声なき弱者たちを「人民」の名の下に糾合して「人民の敵」を叩く政治、行政とは区別される根源的政治。2025/01/02

川獺

1
読んだだけ。さっぱり分からん。2020/04/15

Minoru Hanada

1
図書館利用。ほとんど読めず。2019/08/14

肉欲棒太郎

1
ラクラウはジジェクを「解放の主体の理論を何一つ提供できない」と批判するが、ではラクラウはどうか?「人民」的主体の構築は、誰が担うのだろうか?グラムシならそれは「党」ということになるだろうが。2019/04/07

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