出版社内容情報
暴力の問題に苦闘する家族と当事者。この問題を解決するために、精神障がい当事者が自ら発信する。家族への暴力が起きる背景を、家族関係、医療での傷つき、地域社会での生きづらさの3つの視点から取り上げ、もう一方で希望としてのリカバリーに焦点を当てる。
はじめに[堀合悠一郎/蔭山正子]
序章[堀合研二郎]
登場人物[堀合研二郎]
本書における用語の定義[蔭山正子]
第?部 精神障がい者にとって精神障がいとは
第1章 病気の辛さをわかってもらえない辛さ[堀合悠一郎]
第2章 精神障がいとは
第1節 統合失調症――私の体験を通して[新谷総太]
コラム▼妄想・認知機能障害と暴力[堀合悠一郎]
コラム▼衝動性と暴力[前田直樹、サポート役:前田梨夏]
コラム▼薬と暴力[相沢隆司]
第2節 双極性障害――私の体験を通して[田村大幸]
第3節 依存症――私の体験を通して[荒木雅也]
第?部 なぜ家族に暴力を向けてしまうのか
第3章 わかってもらうための暴力[堀合悠一郎]
コラム▼家族がいるから破壊した[桃太郎]
コラム▼親への甘え[荒木雅也]
コラム▼私の家庭内暴力体験に想うこと[藤井哲也]
第4章 医療での傷つき[堀合研二郎]
コラム▼拭えない医療不信[山田潤]
第5章 地域社会での生きづらさ[相沢隆司]
第?部 希望
第6章 リカバリー[根本俊史]
コラム▼子どもがくれたリカバリー[前田梨夏]
コラム▼ピアスタッフになって良かった[相沢隆司]
第7章 今後に向けて
第1節 苦しさを越えて――当事者の視点から、今できること[堀合悠一郎]
第2節 家庭の問題を社会の問題へ[蔭山正子]
第3節 障がいが才能に変わる瞬間[福島政雄]
第4節 学校でSOSを交わし合う練習を[黒木実生]
あとがき[堀合悠一郎/蔭山正子]
YPS横浜ピアスタッフ協会 活動紹介[住友健治]
本ができるまで
付録
執筆者一覧
プロフィール
YPS横浜ピアスタッフ協会[ワイピーエスヨコハマピアスタッフキョウカイ]
著・文・その他/編集
蔭山 正子[カゲヤマ マサコ]
著・文・その他/編集
目次
第1部 精神障がい者にとって精神障がいとは(病気の辛さをわかってもらえない辛さ;精神障がいとは)
第2部 なぜ家族に暴力を向けてしまうのか(わかってもらうための暴力;医療での傷つき;地域社会での生きづらさ)
第3部 希望(リカバリー;今後に向けて)
著者等紹介
蔭山正子[カゲヤママサコ]
大阪大学大学院医学系研究科公衆衛生看護学教室/准教授/保健師。大阪大学医療技術短期大学部看護学科、大阪府立公衆衛生専門学校を卒業。病院看護師を経験した後、東京大学医学部健康科学・看護学科3年次編入学。同大学大学院地域看護学分野で修士課程と博士課程を修了。保健所・保健センターでの勤務(保健師)、東京大学大学院地域看護学分野助教などを経て現職。保健所勤務の際、精神障がい者の受診援助や通報対応などの危機介入を経験。主な研究テーマは、精神障がい者の家族支援・育児支援、保健師の支援技術。当事者のピア活動にも関心あり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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