人口減少社会と高校魅力化プロジェクト―地域人材育成の教育社会学

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人口減少社会と高校魅力化プロジェクト―地域人材育成の教育社会学

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750346533
  • NDC分類 376.4
  • Cコード C0036

出版社内容情報

地域存続の生命線であり、地域活性化の最前線でもある高校魅力化とはどんな取組なのか。本書は、少子化・過疎化が進む現代日本において「当事者意識」「社会関係資本」「地域内よそ者の育成」に着目し、地域×教育の新たな可能性を理解するための枠組みを提示する。

序章 高校魅力化の魅力

  1 地元での起業と地元企業を育てる

  2 当事者意識(自分たちごと、自分ごと、みんなごとの意識)を育てる

  3 地域内よそ者

  4 社会関係資本の形成

  5 地域の特色を活かした教育と「地域内よそ者」の育成



第1章 人口減少社会における地域活性化と高校魅力化の課題

 第1節 最先端であることに覚醒して魅力化する高校

  1 振り向かなければ最後尾、振り向けば最先端

  2 高校統廃合をめぐる議論

  3 高校を考える新しい視点

  4 サクラマス・ドリーム・プログラム(Uターン促進教育プログラム)

  5 スモールビジネスの積極的意義

 第2節 自立分散型社会化と地域人材育成

  1 マンパワー政策の時代

  2 グローバル・リーダーと科学技術振興人材の育成

  3 地域人材育成

 第3節 町活性化の最前線としての高校魅力化

  1 横田高校の役割の変化

  2 地域の高校の使命――横田高校の事例から考える



第2章 地方高校の人材育成と島根県高校魅力化の歴史

 第1節 地方郡部の地域人材育成研究小史

  1 Aさんのこと――高校進学者が増加した頃の高校進学の意味

  2 地方郡部の地域人材育成研究のまなざし

  3 都市流出促進の不合理と危険の告発

 第2節 島根県の高校魅力化小史

  1 隠岐島前高校の魅力化

  2 横田高校のキャリア教育

  3 高校魅力化の伏流



第3章 高校魅力化の取り組みの実際

 第1節 魅力化の高校の取り組み

  1 島根県離島・中山間地域の「魅力化事業」の概要

  2 横田高校の「奥出雲学」、「地域課題研究」、「だんだんカンパニー」

  3 隠岐島前高校の「地域学」

  4 吉賀高校の「サクラマス・ドリーム・プログラム」

 第2節 魅力化の高校が行うアクティブ・ラーニング――地域課題解決型学習の理論

  1 地域課題の発掘から最適解の選択までの主体的・対話的で深い学習過程

  2 多様な授業改革の動向

  3 課題解決型学習

  4 地域課題解決型学習

 第3節 コーディネーターの教育方法学

  1 橋渡しの機能から見るコーディネーターの役割

  2 コーディネーターの役割

  3 コーディネーター機能の類型化

  4 コーディネーターの分担と協働



第4章 高校魅力化が目指す生徒像

 第1節 当事者性を深める

  1 高校魅力化と学校知・学力観の変容

  2 地域課題解決型学習と当事者性

  3 結語――連続すること、対話すること

 第2節 「地域内よそ者」を育てる

  1 地方郡部と都市との関係の再編――地域の自己責任と自立

  2 グローカルな関係

  3 地方の多様性と未分化性――重層的アプローチの必要性

  4 「よそ者」の機能

  5 「地域内よそ者」が機能する条件

  6 「地域内よそ者」の教育――島根県離島・中山間地域の高校の事例を中心に

  7 結語

 第3節 社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)を形成する

  1 離島・中山間地域の高校教育と社会関係資本

  2 社会関係資本を捉える三つの観点

  3 高校魅力化と社会関係資本の育成

  4 社会関係資本の要素とその効用

  5 社会関係資本の地域活性化(地域経済資本蓄積)への効用

  6 高校魅力化と社会関係資本――地域人材育成の観点からの整理

  7 結語



第5章 高校魅力化の統計学

 第1節 魅力化の高校生の社会関係資本形成の研究

  1 離島・中山間地域の社会関係資本

  2 地域の主体性と社会関係資本

  3 地域人材育成における社会関係資本の理論

  4 社会関係資本の分析結果

  5 まとめと議論

 第2節 地方郡部(離島・中山間地域)の高校生の地域移動志向の研究

  1 はじめに

  2 調査対象の位置づけと調査の概要

  3 分析

  4 結語



補章 魅力化の現場の教師として――魅力化の高校に勤務するお二人の先生からのご寄稿

  1 魅力化校に赴任して

  2 「小さい学校で大きな喜びを!」――高校魅力化・活性化事業に取り組んで



 文献一覧

 あとがき

樋田 大二郎[ヒダ ダイジロウ]
著・文・その他

樋田 有一郎[ヒダ ユウイチロウ]
著・文・その他

目次

序章 高校魅力化の魅力
第1章 人口減少社会における地域活性化と高校魅力化の課題
第2章 地方高校の人材育成と島根県高校魅力化の歴史
第3章 高校魅力化の取り組みの実際
第4章 高校魅力化が目指す生徒像
第5章 高校魅力化の統計学
補章 魅力化の現場の教師として―魅力化の高校に勤務するお二人の先生からのご寄稿

著者等紹介

樋田大二郎[ヒダダイジロウ]
青山学院大学教育人間科学部教授。1955年、静岡県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。聖心女子大学教授などを経て現職

樋田有一郎[ヒダユウイチロウ]
早稲田大学大学院博士後期課程、日本学術振興会特別研究員(DC2)を経て玉川大学非常勤講師および日本女子大学学術研究員。1987年、愛知県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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