エリア・スタディーズ<br> ウズベキスタンを知るための60章

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ウズベキスタンを知るための60章

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  • サイズ B6判/ページ数 396p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750346373
  • NDC分類 302.296
  • Cコード C0336

出版社内容情報

ウズベキスタンは、ソ連から独立した中央アジアの国で、ウズベク語を話す定住民ウズベク人を主たる国民とする。首都タシュケントは中央アジアの政治・経済の要とも言われ地政学的位置にある。本書では激動の歴史的変遷を経てきた同国をわかりやすく紹介する。

 はじめに――太陽の光あふれるウズベキスタン





? 大地と人々



第1章 自然環境、気候、植生――ユーラシア大陸の中心部に位置する二重内陸国

第2章 オアシスと灌漑農耕――その歴史的変遷

第3章 多民族国家ウズベキスタン――ウズベク人とウズベキスタン人

 【コラム1】ウズベキスタンのカザフ人

第4章 首都タシュケントと地方都市――近代化への道程

第5章 水循環・水資源問題――灌漑農地の拡大とアラル海の縮小

 【コラム2】帝政ロシアのアム川転流計画





? 歴史



第6章 アレクサンドロス大王の足跡――考古学者E・ルトヴェラゼのライフワークから

第7章 ウズベキスタンとシルクロード――ソグド商人の世界

 【コラム3】サマルカンド紙の復活――日本と歩んだ道

第8章 マーワラーアンナフルのイスラーム化とテュルク化――社会・文化土壌の形成

第9章 ティムールとティムール朝――マーワラーアンナフルの英雄が築いた世界帝国

 【コラム4】「ウズベク」はどこから来たか

第10章 トルキスタン総督府の成立とその統治――文明化の使命とイスラーム政策

第11章 ロシア革命とジャディード知識人――啓蒙・改革から革命へ

第12章 ソ連体制下のウズベキスタンの成立――中央アジア民族・共和国境界画定

第13章 社会主義建設と開発――棉花モノカルチャー化とその末

第14章 スターリン時代――社会主義建設と抑圧を通じたソ連の国民統合

第15章 ペレストロイカから独立へ――「ウズベク事件」と改革の挫折

第16章 歴史的英雄を語り、描く――ティムールを頂点とするウズベク民族の「祖先」を求めて

第17章 ソ連の記憶――現代史を語る史料

 【コラム5】スクヴェール――時代の移り変わりを映す「正義の広場」





? 暮らしと社会



第18章 家族とジェンダー――名誉と恥のゆくえ

第19章 農村の1年――人々の暮らし

第20章 マハッラ――濃密な人間関係の世界

第21章 祝祭と儀礼――苦難の歴史とを越えて人々をつなぐもの

第22章 バザール――人、物、お金があつまるところ

 【コラム6】ウズベキスタンのおいしいもの――食文化の十字路、その新たな展開やいかに?

第23章 ウズベキスタンのイスラーム――悠久の伝統と現代

第24章 人々の中のイスラーム――フェルガナ盆地の事例から

第25章 今も息づくイスラーム法――世俗国家の中の宗教

第26章 聖者廟――歴史と現在

第27章 職人の世界――陶業

第28章 イスラーム・ヴェール今昔――パランジ、ルモル、ヒジョブ

 【コラム7】ウズベキスタンのハラール食品事情

第29章 教育――新国家建設と個々の自己実現の要

第30章 人口動態――緩慢な近代化

第31章 結婚・恋愛――どのように結婚相手を選ぶのか

第32章 ファッション――日常服とモードの世界





? 文化・芸術



第33章 ウズベク語――国家表象としての標準語と文字

 【コラム8】ウズベキスタンのロシア語――その担い手の多様性と不確かな将来

第34章 文学――チャガタイ文学からウズベク文学へ

第35章 演劇・舞踊――伝統の継承と独立後の諸問題

第36章 工芸――ブハラの人々と工芸の関係

第37章 美術――「西」と「東」、そしてソヴィエト的「近代」と「伝統」の融合

 【コラム9】ウズベキスタン高麗人の巨星――画家ニコライ・シン、作家ヴラジーミル・キム

第38章 建築――歴史的発展、建築・装飾技術、地位的特徴

第39章 映画――時代を映す鏡

第40章 織物と織機――伝統の絹織物に見る空白の20世紀

第41章 女性たちの生活戦略――伝統刺繍を今に活かす

第42章 伝統遊戯とスポーツ――格闘大国ウズベキスタンのクラシュ

第43章 キズィルクム砂漠の中のアヴァンギャルド美術――サヴィツキー・コレクション





? 政治・経済・国際関係



第44章 カリモフ政権の長期支配と権威主義体制の持続性――超大統領制と体制内エリートの競合

第45章 建国とナショナリズムの神話――故イスラム・カリモフ初代大統領をめぐる「記憶の永久化」

第46章 市場経済化の現状と展望――「ウズベク・モデル」と国家主導の産業政策

第47章 宗教と政治――復興するイスラームとどう向き合うか

第48章 外交――揺れ動く大国との関係と善隣外交の模索

第49章 国際関係と安全保障――イスラーム過激主義への対処と軍・治安機関の近代化という課題

第50章 海外に活路を見出す出稼ぎ労働者たち――その暮らしと故郷との絆

第51章 地域協力・地域統合の展望――その過程と課題





? 日本とのかかわり



第52章 日本のウズベキスタン外交――その過去と将来への期待

第53章 日本との経済関係――理解あるODA大国、日本

第54章 ウズベキスタンにおける日本人抑留・日本人墓地――日本人抑留者が後世にのこしたもの

第55章 ウズベキスタンの日本語教育――熱意あふれる日本語学習者たち

第56章 日本文化紹介――伝統文化とクールジャパン

 【コラム10】ウズベキスタンの中の日本――日本庭園でのJICAボランティア慰労会

第57章 学術交流――中央アジア歴史文書プロジェクト

第58章 ウズベキスタンの仏教遺跡と日本――日ウ共同発掘調査の成果

第59章 スポーツ交流――現地の人気スポーツと日本人選手たちの軌跡

第60章 陶芸交流から日本語学校へ――日本語の通じる町リシュタン



 ウズベキスタンを知るための参考文献

帯谷 知可[オビヤ チカ]
著・文・その他/編集

目次

1 大地と人々
2 歴史
3 暮らしと社会
4 文化・芸術
5 政治・経済・国際関係
6 日本とのかかわり

著者等紹介

帯谷知可[オビヤチカ]
京都大学東南アジア地域研究研究所准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yuma6287

6
読むウズベキスタン。地理、歴史、生活習慣、文化、政治経済etc.からウズベキスタンを解説した1冊。分野の広さは勿論、各章の内容が充実しており、かの国に対する理解度をとても深められました。1章毎の繋がりは薄く、資料も多めで、色々な読み方に耐えられる構成なのも魅力。読みにくい章もあるのものの、全体として良い1冊でした。サマルカンドの建築群に惹かれ、始めての明石書房エリアスタディーズとして手に取った1冊。限りなく現地訪問に近い内容を受け取る事が出来ました。2025/05/29

なー

4
ウズベキスタン行ってきました。大急ぎで読んだので、役に立ったのかどうか。このシリーズいいね。また、海外行くときは、お世話になります。2019/09/23

Masaki Iguchi

2
旅行の予習。このシリーズはいろんなことが学べて自分に合ってるなぁ。2024/04/07

しんさん

2
宗教・思想=ゾロアスター教が生まれ、仏教が通り過ぎ、イスラム教がやってきて、近代は社会主義。人物・民族=スキタイ、アケメネス朝の地をアレクサンダーが攻め、ソグド人、チュルクの後にモンゴルが来て、ティムールが生まれた。中央アジア、ウズベキスタン。めちゃめちゃ行きたい。2019/06/01

takao

1
ふむ2024/11/20

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