中東・イスラーム世界の歴史・宗教・政治―多様なアプローチが織りなす地域研究の現在

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中東・イスラーム世界の歴史・宗教・政治―多様なアプローチが織りなす地域研究の現在

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  • サイズ A5判/ページ数 230p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750346311
  • NDC分類 302.26
  • Cコード C0036

出版社内容情報

インターネットの普及により中東地域の情報も飛躍的に増加したものの、たとえ公式見解であっても現実とは異なる場合も少なくない。市井の人々の「下から目線」から現場の多様性を捉えることによって、イスラーム世界の様々な実像を描き出そうとする論文集。

 はしがき



第?部 記述史料と新たな視点



第1章 ムラービト朝におけるジハードの歴史的展開[野口舞子]

 ? はじめに――歴史からジハードについて考える

 ? ムラービト朝におけるジハードの遂行

 ? ジハードの対象としてのムラービト朝

 ? 結び



第2章 スペイン領モロッコにおけるアブドゥルカリームの戦争再考[関佳奈子]

 ? はじめに

 ? スペイン領モロッコの歴史的位置

 ? 『リーフ通信(El Telegrama del Rif)』にみるスペイン領モロッコ

 ? リーフ戦争とアブドゥルカリーム

 ? アブドゥルカリームの言説

 ? アブドゥルカリームと「リーフ・ナショナリズム」

 ? 結び



第3章 草の根の支持基盤から見たイスラーム改革主義運動と植民地期のアルジェリア社会――先行研究とその問題[渡邊祥子]

 ? はじめに

 ? イスラーム改革主義はピューリタン運動なのか

 ? アルジェリアのイスラーム改革主義は誰に担われたのか

 ? イスラーム改革主義運動の新たな理解に向けて



第4章 アルジェリア現代史におけるベルベル運動――1980年「ベルベルの春」[中村遥]

 ? はじめに

 ? ベルベルの概要

 ? アルジェリア独立後の国家統合とベルベル文化運動の展開

 ? おわりに



第?部 逆なでに読むナショナリズム形成史



第5章 ザーウィヤ・アル=ハーミルの青年たちと“al-R??”紙――アルジェリア・ナショナリズム運動の再考[私市正年]

 ? はじめに

 ? al-R??紙の刊行・配布の概要および所在について

 ? al-R??紙の内容と性格

 ? おわりに――民衆の声と時代の潮流



第6章 悠久の過去を操る――古代エジプトをめぐる歴史観の変遷[三代川寛子]

 ? はじめに

 ? 古代エジプトの神殿の命運

 ? 中世における古代エジプト観

 ? エジプト・ナショナリズムにおける古代エジプト

 ? 現代のエジプトにおける古代エジプト



第7章 アフガニスタンにおけるパシュトー文学史形成過程の一側面――パシュトー詩人伝『隠された秘宝』の分析を中心に[登利谷正人]

 ? はじめに

 ? 『隠された秘宝』について

 ? 『隠された秘宝』の真正性をめぐる議論

 ? 教科書中における『隠された秘宝』に関する記述

 ? おわりに



第?部 いまを映す研究課題



第8章 現代トルコにおけるイスラーム・世俗主義・軍[岩坂将充]

 ? トルコにおける「国家」とイスラーム

 ? 1970年代における社会の分断

 ? 国民救済党と『9月12日』

 ? 1982年憲法と「アタテュルク主義」



第9章 エジプトにおける「アラブの春」の抗議運動――発生、動員、帰結の研究動向[金谷美紗]

 ? 問題の所在――ユーフォリアから失望へ、失われた抗議運動の「その後」への関心

 ? 1月25日革命と抗議運動の研究

 ? 抗議運動の政治的帰結

 ? おわりに



第10章 現代アメリカのムスリム社会とスーフィー聖者――ムハンマド・ナーズィム・アーディル・ハッカーニーの聖者伝の分析から[高橋圭]

 ? はじめに

 ? ナクシュバンディー・ハッカーニー教団の歴史的展開

 ? スンナ派伝統主義

 ? 公式聖者伝

 ? 信徒たちの語り

 ? 現代アメリカのムスリム社会とスーフィー教団



第11章 タイ深南部「パタニ紛争」の要因と特徴[堀場明子]

 ? はじめに

 ? パタニ紛争の歴史的背景と紛争の経緯

 ? 和平にむけた動き

 ? 紛争の社会経済的要因

 ? パタニ紛争の特徴

 ? おわりに



第?部 地域の将来とイスラーム主義の実相



第12章 モロッコのイスラーム主義――体制との「共存」という戦略[白谷望]

 ? はじめに

 ? 萌芽――体制によるイスラームの独占と公正開発党の誕生

 ? 発展――政党としての立場の確立

 ? 頂点を極める――政権政党としての公正開発党

 ? おわりに



第13章 シリア紛争とイスラーム主義[?岡豊]

 ? イスラーム過激派はどこから来たのか?

 ? シリア紛争当事者の勢力分布とその理由

 ? 権威主義体制下のイスラームとその論理

 ? 原因ではなく結果としてのイスラーム過激派



第14章 「ポスト・イスラーム主義」論再考――イスラーム主義は本当に「失敗」したのか?[溝渕正季]

 ? イスラーム主義の「失敗」?

 ? イスラーム主義とは何か

 ? 「ポスト・イスラーム主義」をめぐる論争

 ? おわりに――「アラブの春」以降の展開を踏まえて



 あとがき

?岡 豊[タカオカ ユタカ]
著・文・その他/編集

白谷 望[シラタニ ノゾミ]
著・文・その他/編集

溝渕 正季[ミゾブチ マサキ]
著・文・その他/編集

目次

第1部 記述史料と新たな視点(ムラービト朝におけるジハードの歴史的展開(野口舞子)
スペイン領モロッコにおけるアブドゥルカリームの戦争再考(関佳奈子) ほか)
第2部 逆なでに読むナショナリズム形成史(ザーウィヤ・アル=ハーミルの青年たちと“al‐Ruh”紙―アルジェリア・ナショナリズム運動の再考(私市正年)
悠久の過去を操る―古代エジプトをめぐる歴史観の変遷(三代川寛子) ほか)
第3部 いまを映す研究課題(現代トルコにおけるイスラーム・世俗主義・軍(岩坂将充)
エジプトにおける「アラブの春」の抗議運動―発生、動員、帰結の研究動向(金谷美紗) ほか)
第4部 地域の将来とイスラーム主義の実相(モロッコのイスラーム主義―体制との「共存」という戦略(白谷望)
シリア紛争とイスラーム主義(高岡豊) ほか)

著者等紹介

高岡豊[タカオカユタカ]
公益財団法人中東調査会上席研究員。専攻:現代シリアの政治・社会についての研究、イスラーム過激派のモニター

白谷望[シラタニノゾミ]
上智大学グローバル・スタディーズ研究科特別研究員。専攻:モロッコ政治、マグリブ地域研究

溝渕正季[ミゾブチマサキ]
名古屋商科大学経済学部准教授。専攻:中東地域研究、国際安全保障論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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