出版社内容情報
小さな男の子とどんぐりの心の交流を、美しくしい絵と想いあふれる言葉でいきいきと描いた絵本。 第32回児童文藝新人賞/SLA選定
内容説明
ぼくはどんぐり。コウくんのどんぐりです。コウくんのカバンの中は、どんぐりがいっぱい。ぼくは、コウくんがだいすきです。ところがある日、コウくんのぎゅうぎゅうづめのカバンから、落っこちてしまいました。コウくんは、一生懸命ぼくをさがしてくれたのですが…。大切な気持ちに気づかせてくれる、心あたたまる絵本。
著者等紹介
松成真理子[マツナリマリコ]
1959年大分県に生まれる。京都芸術短期大学でグラフィックデザインを学んだ後、イラストレーターとして、広告、雑誌のイラストから子どもの本の仕事まで幅広く活躍している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
56
いいです。オススメの絵本。ゆったりとした優しい雰囲気。最後まで読んで、もう一度読み返しました。うれしいことです。2015/10/02
鈴
50
読友さんオススメ。季節的にもぴったりな時に読めた。泣く、これは泣く。ネタバレしちゃうから多くは書けないけど、親だからこそ泣けちゃう絵本だと思う。もしくは成人式のプレゼントにこの絵本ってのも素敵かも?(←個人的感想です。)2019/10/29
annzuhime
45
図書館本。コウくんが大事にしているどんぐり。名前はケーキ。どんな時も一緒だったけど、ある日ケーキを落としてしまって。突然の別れと、コウくんとケーキの成長。子育てしている立場から読むとなぜか涙が出そうでした。子どもよりも大人向けなのかもしれない。子どもにはいろんな出会いを経験してほしいなと改めて実感。2023/10/13
うー(今年も遅くなります)
43
<絵本>登録もれ。秋の読み聞かせの定番で 松成さんにハマるきっかけになった本。わたしの一番大切なお宝絵本。
chiaki
41
1、2、3年生で読み聞かせ。先生不在で始めざわざわしていたクラスも、どんぐりのケーキがコウくんに優しく語り掛ける温かな想いが伝わるのか、途端に静かになり最後まで落ち着いて聞いていました。1年生は今週末、公園に秋探しに行くようで「コウくんみたいに、みんなにとって特別などんぐりが見つかったらいいですね」と先生がうまく繋げて下さっていました。これは読後の余韻も本当に素晴らしく、毎年秋の鉄板になりそうです。2020/11/04