目次
ヨーロッパ史の中のハンガリー
ドナウとハプスブルク帝国のハンガリー
芸術・文化・音楽
ハンガリーの食、ワイン、映画
西と東のはざま
冷戦下のハンガリーと1956年事件
ハンガリーのEU加盟
言語・宗教と生活
世界に散らばるハンガリー民族
観光とスポーツ
ハンガリーの救済
ハンガリーと日本
著者等紹介
羽場久美子[ハバクミコ]
青山学院大学国際政治経済学部教授。ハンガリー友好協会理事。ハンガリー科学アカデミー歴史学研究所に政府留学。ハーバード大学、ソルボンヌ大学、欧州大学研究所(EUI)ロンドン大学にて客員研究員。ジャン・モネ・チェア(EU)。日本EU学会、日本政治学会、ロシア・東欧学会、JSSEES、日本国際政治学会の各理事を歴任。専門は国際政治。ハンガリー史、中欧論、EU(欧州連合)論、アジア地域統合、冷戦史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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coolflat
15
歴史部分の記述のみ読了。57頁。ハブスブルク家は1526年にハンガリー国王の称号を獲得したが、これはそれまでハンガリーを支配していたヤギェウォ家がオスマン帝国との戦いに敗れて断絶し、姻戚関係のあるハプスブルク家に継承権がめぐってきた結果であり、国内世論の支持によるものではなかった。2019/10/28
たろーたん
0
欧米では、ハンガリー語は「類推の効かない、とてもなく厄介な言葉」と見做されており、それもあって、米国で原子爆弾の開発に携わった科学者であるレオ・シラールド、エドワード・テラーは宇宙人のようだと言われたらしい。ちなみに、ノイマンもハンガリー人。教育水準が高く、個性重視で多様性を尊重した教育らしく、小学校に入るのも、子供の発達程度と親の意向により、1~2年の幅が設けてあり、一年生も皆同じ年齢ではない。達成度を測る試験がもっぱら口答で行われるらしく、知識の丸暗記ではできないそうだ。2023/12/18
土偶
0
ハンガリーと言えばというぐらい見覚えのある執筆者の方々だが、トカイワインと映画以外は歴史も経済も政治も科学も知らないことだらけで。旅行者目線ではなぜハンガリーの温泉文化が突出したのか謎でもある。 原子力研究の交流が70年代からすでに半世紀も経過するぐらいなのは目からうろこ。2023/07/29