目次
1 ヨーロッパ文化の基層
2 移動するケルト人
3 ブリテン諸島のケルト人
4 ケルト社会の特徴
5 ケルト人の生活
6 ケルト人の宗教
7 ケルト美術の輝き
8 神話と伝説の語り
9 ケルト復興
10 いま鼓動するケルト
著者等紹介
木村正俊[キムラマサトシ]
神奈川県立外語短期大学名誉教授。専攻:アイルランド文学、ケルト文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kenitirokikuti
11
図書館にて。古代中欧のケルト文明への興味から手にしたが、このシリーズはエリアスタディーズなので、ちょっと外した。編著者もアイルランド文学のひとであったし/UKとりわけアイルランドがケルト族の中心地ではないのだけど、近現代のケルト復興はアイリッシュの独立運動として進んだのは確か▲ちくま新書の『ケルトの世界』(2022)は買ったので、次はそちらを読もう。ちくま新書には『ケルト 再生の思想 ハロウィンからの生命循環』と『縄文とケルト 辺境の比較考古学』もある。2024/04/04
中島直人
9
(図書館)ケルトに関する、色々な視点からの考察。多種多様な切り口から、幅広く考えることが出来るが、全体としてのまとまりが弱く、著者毎に重なるところや、見解のズレがあり混乱する。また、誤植等も目につき、残念。2018/09/18
ひろゆき
4
ヨーロッパ中央のケルト民族がブリテンに移動したのではなく、もともとケルト語を話す先住民がそこにいたたとのこと。ローマ、アングロ、サクソン、デーン、ノースの侵攻、混血。縄文と弥生ぐらいか知らず、それも忘却のかなたの日本人にとって恐ろしき興亡。斧が回転しながら顔をめがけてくるんですよ。イギリスが日本に似てるとはやはり違うだろ。文字持たなかったケルトがなぜ未だ一体感を保持するのか、そのあたりの興味から読む。2018/03/29
めぐみこ
3
ヘレニズムやヘブライズムが広まる前のヨーロッパで広く栄えていたケルト文化についての本。上塗りされ表面上は消えたように見えるケルト文化だが、底流で残り火のようにヨーロッパ文化に影響を与え続け、消しきれない痕跡を残しているそうだ。世界各地でケルトフェスティバルが開催されているとは知らなかった。それだけ人気がある文化なのだ。2019/08/30
naoto
3
どうも気になる、ケルトについての本。多様な切り口で書かれているので、とても面白い。西ヨーロッパの原住民というイメージだったけど、もっと広くいたみたい。ケルトについては、まだまだ調べていきたいな。2019/07/31