内容説明
丸い箱舟、ついに現れる!“箱舟の書板”と呼ばれる楔形文字の粘土書板に書かれていた「ノアの箱舟」に関する驚きの事実。メソポタミアの洪水伝説が旧約聖書に組み込まれていく過程を解明しながら、われわれの“常識”を覆す真実が次々と明らかになっていく。スリリングな傑作歴史ノンフィクション。
目次
この本について
現代に打ち込まれた楔
言葉と人々
洪水物語
箱舟の書板
洪水の予告
箱舟の形
箱舟をつくる
舟に乗せられた生き物
バビロンと聖書の大洪水
ユダ人の経験
何が箱舟に起こったのか
“箱舟の書板”とは何か
結論―洪水物語と箱舟の形
円形の箱舟、あらわる
著者等紹介
フィンケル,アーヴィング[フィンケル,アーヴィング] [Finkel,Irving]
大英博物館・中東部門副館長。同博物館の楔形文字文書をはじめとするメソポタミアの古代文書の総責任者。博物館の展示や公開講座、テレビ番組などを通じて、広く一般に古代メソポタミアの文化を紹介しつつ、第一線の研究者として研究論文を多数発表
宮崎修二[ミヤザキシュウジ]
立教大学、跡見学園女子大学兼任講師ほか。立教大学大学院からテル・アヴィヴ大学(イスラエル)へ留学、博士課程中退。イスラエル考古学、旧約聖書学専攻
標珠実[シメギタマミ]
ヨーロッパ中世史・中世キリスト教会史専攻。早稲田大学文学研究科西洋史専修博士後期課程満期退学。翻訳家。歴史・キリスト教史関係の翻訳の他、映像関係の翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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獺祭魚の食客@鯨鯢
tama
Masako3
johnlenon64