内容説明
普通の人々の暮らしと哀歓。豊富な写真を添えて、等身大の中国人を描き出す。
目次
第1章 不正義と闘う人たち
第2章 性革命と多様性
第3章 嫌いだけど好きな日本
第4章 女性は天の半分を支える
第5章 頑張る子どもたち
第6章 成長の底辺を支えて
第7章 庶民生活の不安と不満
第8章 すべての道は政治に通じる
第9章 都市生活の光と影
第10章 憧れと反発と―海外と中国
著者等紹介
渡辺陽介[ワタナベヨウスケ]
1959年新潟県柏崎市生まれ。1983年、上智大学卒業、在学中にロータリー財団奨学生として米ホーリークロス大学に留学。83年共同通信社入社。金沢支局などを経て1991~92年北京外語学院に研修留学。94~96年上海支局長、96~97年香港支局員、2000~04年ワシントン支局員、04~08年中国総局長、10~12年外信部長。整理部長などを経て、13年から16年まで中国総局長。編集委員兼論説委員を経て17年から編集局次長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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むさみか
3
大抵中国の人は大陸的でたくましい と思いがちだけど 沢山の問題をかかえ、悩み、かなり色々上に対して 諦めてる。そんな普通の人たちの姿を 読むことができました2018/04/19
お抹茶
2
著者は共同通信社の元中国総局長。四字熟語のキーワードで中国の今をコンパクトに語る。中国には,出稼ぎのため,「留守児童」が6100万人いる。情緒面が不安定だったり,事件や事故に巻き込まれる例も多発。環境悪化や高齢化で癌患者が急増したが,医療施設や保険制度が追いついていない。日本の公害問題が改善したのは地方自治の強化と市民運動,中立的な裁判所だが,中国では自浄作用を期待できない。北京では物価高が深刻で,賃金上昇が追いついてない。北京の住宅価格も高騰し,庶民は住めない。2019/09/14