目次
第1部 古代(ローマの成立と発展―都市国家から地中海世界の覇者へ;ローマの「内乱の一世紀」―カエサルの権力掌握と暗殺 ほか)
第2部 中世~ルネサンス(紀元1000年ごろのイタリア半島―6~11世紀ごろの北部・中部・南部イタリア;コムーネの誕生と展開―11~13世紀ごろの様相 ほか)
第3部 近代(16世紀のイタリア―近世の始まり;17世紀のイタリア―動乱のなかで ほか)
第4部 現代(20世紀の幕開け―ジョリッティ時代から第一次世界大戦へ;ヴェルサイユ体制と戦後危機―両極化するイタリア社会 ほか)
著者等紹介
高橋進[タカハシススム]
龍谷大学法学部教授。専攻:イタリア政治史
村上義和[ムラカミヨシカズ]
元東京慈恵会医科大学教授。専攻:イタリア法制史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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中島直人
11
(図書館)イタリアの歴史の断片を50の切り口から知ることが出来る。著者も異なるため、客観的な多様な知識を得られる。特に文化面に関する章が、知らなかった内容が多く充実していると感じた。2018/09/06
ふぁきべ
9
前から気になっていたこのシリーズ、まずはイタリアから手を出してみた。イタリア史に関する本はかなりいろいろ読んでいるつもりだが、古代ローマ史から近代政治、美術や文学まで網羅的に触れられているので、学ぶことはたくさんあった。さすがにページ数と触れている項目の多さを考えるとかなり駆け足的で理解が追い付かない部分も多くあったが、経済史などへのイタリア人の貢献やイタリア統一から第二次大戦あたりの政治史などかなりいろんな部分に行き届いているので、イタリア史に詳しい人でも一度手に取ってほしい内容。2022/09/21
belier
4
イタリア史はエピソードで飛び飛びに読んでいただけだから、まんべんなく見渡せた感じがする。「千のイタリア」と言われるようだが、半島という性質上、統一された国であるのが当然のように思えて、歴史的にはそうでないことをあらためて感じさせられた。都市国家を巡っての西欧を代表する王族による領有権争いを見ると、ナポレオンまで絡んでいるし、西欧全体の闘争史がここで見れるようだ。19世紀の建国の顛末、第二次世界大戦でのややこしい終戦、戦後史までカバーしている。南北格差は興味深い。ファシズムの歴史はわかりにくく感じた。2023/04/25
町営バス
2
多面的な切り口からイタリア史をななめ読み。ローマ帝国の灯は現代では歴史となってしまったが、今でも数々の遺物がある。ぜひ訪れてみたい。2021/06/02
takao
1
ふむ2021/03/07