ヒトラーの娘たち―ホロコーストに加担したドイツ女性

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ヒトラーの娘たち―ホロコーストに加担したドイツ女性

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750343747
  • NDC分類 209.74
  • Cコード C0022

出版社内容情報

ナチス・ドイツ占領下の東欧に入植した一般女性たちは、ホロコーストに直面したとき何を目撃し、何を為したのか。冷戦後に明らかになった膨大な資料や丹念な聞き取り調査から、個々の一般ドイツ女性をヒトラーが台頭していったドイツ社会史のなかで捉え直し、歴史の闇に新たな光を当てる。2013年全米図書賞ノンフィクション部門最終候補選出作。

  おもな登場人物



 序



第一章 ドイツ女性の失われた世代



第二章 東部が諸君を必要としている――教師、看護師、秘書、妻



第三章 目撃者――東部との出会い



第四章 共犯者



第五章 加害者



第六章 なぜ殺したのか――女性たちによる戦後の釈明とその解釈



第七章 女性たちのその後



 エピローグ



 謝辞

 監訳者解題

 原注

ウェンディ・ロワー[ウェンディ ロワー]
クレアモント・マッケナ・カレッジ歴史学部教授(John K. Roth Chair)、ミュンヘン大学リサーチ・アソシエイト。アメリカ合衆国ホロコースト記念博物館の学術コンサルタントも務め、20年にわたりホロコーストに関する資料調査とフィールド調査を行っている。家族とともに米国・カリフォルニアのロサンゼルスとドイツのミュンヘンに居住。

武井 彩佳[タケイ アヤカ]
早稲田大学博士(文学)。専門はドイツ現代史、ユダヤ史、ホロコースト研究。早稲田大学比較法研究所助手を経て、現在、学習院女子大学国際文化交流学部准教授。著書に『戦後ドイツのユダヤ人』(白水社、2005年)、『ユダヤ人財産はだれのものか――ホロコーストからパレスチナ問題へ』(白水社、2008年)、訳本にダン・ストーン著『ホロコースト・スタディーズ――最新研究への手引き』(白水社、2012年)がある。

石川 ミカ[イシカワ ミカ]
国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。外資系銀行勤務を経て、障害・福祉・リハビリテーション分野の翻訳に従事。主な訳書は、O・ヘンリー著『賢者の贈りもの』〈マルチメディアDAISY図書〉(公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会、2007年)、カイリー・チャン著『玄天 第一巻 白虎』(バベルプレス、2012年)、アラナ・オフィサー、アレクサンドラ・ポサラック編『世界障害報告書』(明石書店、2013年)、スーザン・ヤング、ジェシカ・ブランハム著『大人のADHDのアセスメントと治療プログラム――当事者の生活に即した心理教育的アプローチ』(明石書店、2015年)など。

内容説明

ナチズムが生んだ一般のドイツ女性たちは‘血塗られた地’で何を目撃し、何を行ったのか。レイシズム、国家主義のさいはてに待つ、知られざる歴史の闇に迫る。全米図書賞ノンフィクション部門最終候補選出作(2013年)

目次

第1章 ドイツ女性の失われた世代
第2章 東部が諸君を必要としている―教師、看護師、秘書、妻
第3章 目撃者―東部との出会い
第4章 共犯者
第5章 加害者
第6章 なぜ殺したのか―女性たちによる戦後の釈明とその解釈
第7章 女性たちのその後

著者等紹介

ロワー,ウェンディ[ロワー,ウェンディ] [Lower,Wendy]
クレアモント・マッケナ・カレッジ歴史学部教授(John K.Roth Chair)、ミュンヘン大学リサーチ・アソシエイト。アメリカ合衆国ホロコースト記念博物館の学術コンサルタントも務め、20年にわたりホロコーストに関する資料調査とフィールド調査を行っている。家族とともに米国・カリフォルニアのロサンゼルスとドイツのミュンヘンに居住

武井彩佳[タケイアヤカ]
早稲田大学博士(文学)。専門はドイツ現代史、ユダヤ史、ホロコースト研究。早稲田大学比較法研究所助手を経て、学習院女子大学国際文化交流学部准教授

石川ミカ[イシカワミカ]
国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。外資系銀行勤務を経て、障害・福祉・リハビリテーション分野の翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ27

50
第2次大戦は人間がなしうる極限をドイツにおいて見せた。ナチ、ホロコースト。だが、ナチがドイツ全体を掌握して思いのままに大量殺戮殺戮を繰り返したのではないことは20C末に断定されている。加担した市井の人々の中に「女性」の姿は見えてこなかった。一方、戦争犯罪を問われたナチの女性はわずか一人。この本を読み「ヒトラーの娘たち」は50万を超えるものであり、若く溌剌とした彼女らの姿に衝撃を受けた。殆どが看護師・教員・秘書・福祉士。2000年、唯一の有罪者の女性は大勢の村人に花で囲まれた葬送を持って送られた。2017/03/10

ころりんぱ

48
もしこの時代そこにいたら、私もユダヤ人をなぶり殺したんだろうか…。関連映画などには路上のユダヤ人に石を投げる女性や、怖くて意地悪な女性看守がいるのを見たりするから、反ユダヤ主義というのが相当に蔓延していたのだろうとは思っていた。だけどこの本を読むまでは、ナチスドイツが起こしたホロコーストに直接的に女性が加担していたことを想像できていなかった。第一次世界大戦後のドイツの閉塞感、ヒトラーの台頭した時代に育った一般的な女性が、どんな風にその残虐な時代を生きたのか。そこに自分がいたら…?と考えてしまう。重たい。2017/02/20

くさてる

30
けして読みやすい本ではない。記述はあくまで冷静で、小説のようなドラマはない。ただ、人間の残虐性には性差はないというシンプルな事実が、読み進めるうちにどんどんのしかかってくる。誰かの母だろうが妻だろうが娘だろうが、そんな事実と関わりなくある種の権力を振るうことが可能になったときに、それをできる人間がいるのだ。けれど、その結果の裁きには性差がある。戦中の残虐行為の部分よりも、ある意味では戦後処理に関する記述の方が読んでいて厳しかった。しかし、それをこういう形で明るみに出したのもまた女性だった。思い一冊でした。2019/10/12

桜父

26
第2次大戦中ヒトラーの「ナチ政権」に積極的に協力し、ヒトラーの掲げるイデオロギーに加担・実行した女性達を追った本。第1次大戦の敗戦からドイツ国民には人種差別の下地が備わっていて、ヒトラーがそれを体現した。ナチ政権化で女性達が負った役割は徐々に多くなっていったが、その中でも積極的に「ユダヤ人殺害」を行った女性達が戦後罪を逃れるために、嘘や夫に罪を着せほとんど無罪になった事に憤りを感じる。殺害されたユダヤ人の皆さんの無念を思うと涙があふれます。2016/10/20

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

22
ナチスものはついつい読んでしまうが、この作品もショックだった。その楽しみの為に子どもを殺害する方法がいつも通り残虐で、また戦後罪に問われないで逃げ延びた女性が多かった、というのも酷いと思ったし、証言証人に名指しされても証拠不十分で無罪放免になったというのもやりきれなく思った。殺されすぎて数にも出てこない人たち、殺しすぎてマヒしたように「悪い事とは思ってなかった」という人たち。地獄とか死後の裁きなど多分何も信じていないに違いない。普通の隣人がこのように残虐になるとは、戦争は狂気の行いである。2023/05/14

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