出版社内容情報
ナチス・ドイツ占領下の東欧に入植した一般女性たちは、ホロコーストに直面したとき何を目撃し、何を為したのか。冷戦後に明らかになった膨大な資料や丹念な聞き取り調査から、個々の一般ドイツ女性をヒトラーが台頭していったドイツ社会史のなかで捉え直し、歴史の闇に新たな光を当てる。2013年全米図書賞ノンフィクション部門最終候補選出作。
おもな登場人物
序
第一章 ドイツ女性の失われた世代
第二章 東部が諸君を必要としている――教師、看護師、秘書、妻
第三章 目撃者――東部との出会い
第四章 共犯者
第五章 加害者
第六章 なぜ殺したのか――女性たちによる戦後の釈明とその解釈
第七章 女性たちのその後
エピローグ
謝辞
監訳者解題
原注
ウェンディ・ロワー[ウェンディ ロワー]
クレアモント・マッケナ・カレッジ歴史学部教授(John K. Roth Chair)、ミュンヘン大学リサーチ・アソシエイト。アメリカ合衆国ホロコースト記念博物館の学術コンサルタントも務め、20年にわたりホロコーストに関する資料調査とフィールド調査を行っている。家族とともに米国・カリフォルニアのロサンゼルスとドイツのミュンヘンに居住。
武井 彩佳[タケイ アヤカ]
早稲田大学博士(文学)。専門はドイツ現代史、ユダヤ史、ホロコースト研究。早稲田大学比較法研究所助手を経て、現在、学習院女子大学国際文化交流学部准教授。著書に『戦後ドイツのユダヤ人』(白水社、2005年)、『ユダヤ人財産はだれのものか――ホロコーストからパレスチナ問題へ』(白水社、2008年)、訳本にダン・ストーン著『ホロコースト・スタディーズ――最新研究への手引き』(白水社、2012年)がある。
石川 ミカ[イシカワ ミカ]
国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。外資系銀行勤務を経て、障害・福祉・リハビリテーション分野の翻訳に従事。主な訳書は、O・ヘンリー著『賢者の贈りもの』〈マルチメディアDAISY図書〉(公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会、2007年)、カイリー・チャン著『玄天 第一巻 白虎』(バベルプレス、2012年)、アラナ・オフィサー、アレクサンドラ・ポサラック編『世界障害報告書』(明石書店、2013年)、スーザン・ヤング、ジェシカ・ブランハム著『大人のADHDのアセスメントと治療プログラム――当事者の生活に即した心理教育的アプローチ』(明石書店、2015年)など。
内容説明
ナチズムが生んだ一般のドイツ女性たちは‘血塗られた地’で何を目撃し、何を行ったのか。レイシズム、国家主義のさいはてに待つ、知られざる歴史の闇に迫る。全米図書賞ノンフィクション部門最終候補選出作(2013年)
目次
第1章 ドイツ女性の失われた世代
第2章 東部が諸君を必要としている―教師、看護師、秘書、妻
第3章 目撃者―東部との出会い
第4章 共犯者
第5章 加害者
第6章 なぜ殺したのか―女性たちによる戦後の釈明とその解釈
第7章 女性たちのその後
著者等紹介
ロワー,ウェンディ[ロワー,ウェンディ] [Lower,Wendy]
クレアモント・マッケナ・カレッジ歴史学部教授(John K.Roth Chair)、ミュンヘン大学リサーチ・アソシエイト。アメリカ合衆国ホロコースト記念博物館の学術コンサルタントも務め、20年にわたりホロコーストに関する資料調査とフィールド調査を行っている。家族とともに米国・カリフォルニアのロサンゼルスとドイツのミュンヘンに居住
武井彩佳[タケイアヤカ]
早稲田大学博士(文学)。専門はドイツ現代史、ユダヤ史、ホロコースト研究。早稲田大学比較法研究所助手を経て、学習院女子大学国際文化交流学部准教授
石川ミカ[イシカワミカ]
国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。外資系銀行勤務を経て、障害・福祉・リハビリテーション分野の翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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キムチ27
ころりんぱ
くさてる
桜父
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん