出版社内容情報
なぜ現代の台湾において、性的マイノリティ文学が隆盛を誇るのか? 現代台湾を代表する文学・文化研究者が、クィア理論を軸に台湾LGBT文学を考察した、初の先鋭的評論集。
内容説明
なぜ現代の台湾において、性的マイノリティ文学が隆盛を誇るのか?現代台湾を代表する文学・文化研究者が、クィア理論を軸に台湾LGBT文学を考察した、初の先鋭的評論集。
目次
第1章 父なる中国、母(クィア)なる台湾?―同志白先勇のファミリー・ロマンスと国家想像
第2章 クィア・ファミリー・ロマンス―『河』の欲望シーンをめぐって
第3章 愛欲、ジェンダー及びエクリチュール―邱妙津のレズビアン小説
第4章 アイデンティティを求め、幻想を横断する―『荒人手記』における(同性愛欲望の)トラウマ空間とアイデンティティ・ポリティックスとの対話
第5章 「仮声借題」から「仮身借体」へ―紀大偉のクィアSF小説
第6章 台湾小説中の男性同性愛の性と放逐
第7章 蕾絲と鞭子の交歓―現代台湾小説から読み解くレズビアンの欲望
1 ~ 1件/全1件