出版社内容情報
幕末から明治維新にかけて、水戸学が日本の文化史的に果たした役割は大きい。本書では、水戸藩による改革、尊王攘夷思想の成立過程、近代の水戸学理解や影響など幅広い視野から水戸学と明治維新史の関係を再検討する。
吉田 俊純[ヨシダ トシズミ]
目次
1 水戸学概観(『大日本史』編纂の光圀の意図;朝幕への配慮 ほか)
2 後期水戸学の再検討(水戸藩における化政期の改革;尊王攘夷思想の成立―『弘道館記述義』の成立とその思想的環境 ほか)
3 水戸学と尊王攘夷思想(会沢正志斎と『新論』;激派の思想、藤田東湖)
4 水戸学の影響(水戸学と横井小楠;水戸学と吉田松陰 ほか)
著者等紹介
吉田俊純[ヨシダトシズミ]
1946年、東京都に生まれる。1971年、横浜市立大学文理学部卒業。1974年、東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、前筑波学院大学経営情報学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。