目次
1 宗教と紛争(崩れゆく世界―イスラームの将来;ジハードとは何か―クルアーンの教義と過激派組織の論理;宣教の書としての『クルアーン』とイスラーム法解釈の構造)
2 混迷のイスラーム社会(パレスチナ/イスラエルにおける政治と宗教―二〇一五年アル・アクサー・モスク事件をめぐって;テロリズムとジェンダー―「イスラーム国」の出現と女性の役割)
3 現代シーア派の特徴(現代ドゥルーズ派の自己表象;十二イマーム・シーア派は何を祈るのか;イスラームにおける生殖補助医療―シーア派を中心に)
4 故郷を離れて(米国におけるイスラーム―「イスラーム嫌悪症」と反シャリーア運動;フランス・ムスリム移民たちの活動―パリ郊外でのモスク建設計画からみる地域と人びと;イスラーム世界のマイノリティ―コプト・キリスト教徒のディアスポラ)
5 イスラーム社会の将来を信じて(イスラーム社会とジェンダー―マグリブ女性の事例を中心に;エジプト公教育の苦悩―「植民地」支配から教育格差まで;神の教えとムスリムたちの社会―エジプト・ミニア市とインドネシア・ガルット市における教育現場から;パレスチナ文化復興運動―タウフィーク・カナアーンの民衆信仰研究;利子なし銀行の発展と実態―ヨルダンにおけるイスラーム金融の行方)
著者等紹介
塩尻和子[シオジリカズコ]
1944年、岡山市生まれ。東京大学大学院人文社会科学研究科博士課程単位取得退学(博士(文学)東京大学)。筑波大学教授、同大北アフリカ研究センター長、同大理事・副学長(国際担当)を経て、東京国際大学特命教授、同大国際交流研究所・所長、筑波大学名誉教授。専門分野はイスラーム神学思想、比較宗教学、宗教間対話、中東地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
おおた