内容説明
主力の緊急炉心冷却装置はなぜ使われなかったのか。住民被曝という最悪の事態を招いた福島原発事故から5年。その原因を過去にさかのぼって、取材・調査してきた著者がたどり着いた新事実。
目次
第1章 政府内部3・11のロスタイム(「国は私たちを国民だと思っているんだろうか」;テレビ用やらせ閣議で30分のロス ほか)
第2章 使われなかった緊急冷却装置(主力の緊急炉心冷却装置ECCS;福島事故の9カ月前に起きていた深刻な事故 ほか)
第3章 原発黎明期の秘密と無法(事故の危険性を深刻に受け止めた損害保険会社;実際の賠償金は保険金支払い上限の48倍に ほか)
第4章 住民軽視はそのまま変わらない(虚構に依拠した防災対策の最大の被害者は地元住民;国を信じて遅れた富岡町民の避難 ほか)
第5章 原発事故の進展は予測できなかったのか(「誰も経験したことがないから失敗した」は失当である;事故と被曝の過程は正確に予測されていた ほか)
著者等紹介
烏賀陽弘道[ウガヤヒロミチ]
ジャーナリスト。1963年京都市生まれ。86年京都大学経済学部卒業後、朝日新聞社に入社。5年間の新聞記者生活を経て、91年から2001年まで『アエラ』編集部記者。同誌では音楽・映画などポピュラー文化のほか医療、オウム真理教、アメリカ大統領選挙などを取材。03年にフリーランスになり書籍を中心に執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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