目次
序章 本書の分析視角
第1章 無料低額宿泊所の歴史的展開
第2章 無料低額宿泊所をめぐる政策動向
第3章 無料低額宿泊所調査の再検討
第4章 無料低額宿泊所入所者の現状
第5章 無料低額宿泊所と福祉事務所
第6章 無料低額宿泊所と医療機関
第7章 居宅生活移行支援事業の分析
終章 総括と提言
著者等紹介
山田壮志郎[ヤマダソウシロウ]
1976年北海道生まれ。日本福祉大学大学院社会福祉学研究科博士後期課程修了。博士(社会福祉学)。専門は公的扶助論。岐阜経済大学経済学部専任講師、同准教授を経て、2010年より日本福祉大学社会福祉学部准教授。NPO法人ささしまサポートセンター副理事長。貧困ビジネス対策全国連絡会代表。著書に『ホームレス支援における就労と福祉』(明石書店)。同書で第16回社会政策学会学会賞(奨励賞)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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てくてく
5
貧困ビジネス絡みで紹介されることもある無料低額宿泊所の歴史や実態についてまとめた一冊。とはいえ実態は把握しづらいのだろう。2017/06/10
まつゆう
1
いかに貧困を捉えるかは難しい問題で、貧困を言うなれば国民問題として、全ての人に当てはまるように全体的・量的に測る議論がある一方で、インナーシティの研究のように場として貧困を捉える議論がある。後者において無料低額宿泊所は適切と言えばその通りなのだが今まで通時的・総体的に研究されたものはなく、本書が初めてといっていいだろう。その意味でも画期的な本。ただこうした宿泊所自体が対象として果たしてどれくらいの射程を持つものかは不明。ここからまた誰かが拡げてくれることを期待。2016/09/15
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