目次
第1部 子ども虐待における家族支援を考える(日本の児童虐待施策と在宅支援の体制について;「家族維持」の具体化のための拠って立つ理論;日本における家族支援についての考察―日本における親子分離に対する考え方の変遷と現状;アメリカ合衆国における「Family Presevation」;「家族維持」のために援助者が行なうべき「正当な努力」とは)
第2部 日本の家族支援を検証する(研究方法;質問紙調査1「児童相談所における児童福祉司による児童虐待ケース在宅支援の実態及び意見調査」;質問紙調査2「市町村における児童虐待ケース在宅支援の実態及び意見調査」;日本における在宅支援の現状把握;日本における援助者が行なうべき「Reasonable Efforts」についての仮説検証)
第3部 家族を中心とした支援を展開するために(総括と今後の課題―「家族維持」のための「正当な努力」の実現を目指して;家族維持を目的とした支援を行う新しい児童虐待対応システムの創出の必要性―Differential Response(区分対応システム)についての考察と提言)
著者等紹介
畠山由佳子[ハタケヤマユカコ]
関西学院大学大学院人間福祉研究科(人間福祉博士)。フルブライト奨学生として、シカゴ大学大学院社会事業学部修士課程(AM)を修了したのち、イリノイ州在宅支援スペシャリスト、中筋児童館館長職などを経て、神戸女子短期大学幼児教育学科准教授。専門は、児童福祉、家族支援、アメリカ合衆国における児童保護サービス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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