目次
1 歴史・地理・人口
2 政治と法
3 経済と社会
4 多様性とネットワーク
5 メディア・教育・言語
6 文化
著者等紹介
吉川雅之[ヨシカワマサユキ]
東京大学大学院総合文化研究科准教授(言語情報科学専攻)。1967年生まれ。1989年京都大学文学部卒業。1999年京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。1999~2002年東京大学大学院総合文化研究科専任講師を経て、2002年より現職。研究テーマ、東アジア諸言語(漢語系を中心に)
倉田徹[クラタトオル]
立教大学法学部政治学科准教授(現代香港政治)。1975年生まれ。1998年東京大学教養学部卒業。2008年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。2003~2006年香港日本国総領事館専門調査員、2006年~2008年日本学術振興会特別研究員、2008~2013年金沢大学人間社会学域国際学類准教授を経て2013年から現職。研究テーマ、香港政治(返還後の香港の「一国二制度」の実施状況、民主化の動向を中心に)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アキ
3
香港に関して、60項目にわたり、文化・生活・政治・歴史など縦横無尽に調べて書かれている良書。「香港」(岩波新書)と同じ著者なので、かぶる部分はあるが、個人的には港女(香港女子)と日本食についての項が面白かった。 香港の知り合いの待ち受け画面が「君の名は」だったり、フードコートで食事しようとしたら半分以上日本のチェーンだったりして思った以上に文化的に日本が入り込んでると感じた。 でも太平洋戦争で日本が統治していた時のこと(ブラック・クリスマス)は負の遺産として、日本に対する感情はいいことばかりではないと思う2017/01/02
GEO(ジオ)
3
香港の社会や政治的立場などを含めて、60のテーマを中心に解説している。2014年の雨傘革命以後、大陸と香港との関係は悪化しているが、それ以前はむしろ、両者の関係は非常に良かったこと、一国二制度と50年不変の原則などももちろん紹介されており、非常に良い本。 中でも、特に面白かったのは、日本ではほとんど紹介されることのない香港のアニメ・漫画・サブカルチャー事情について、簡潔ではあるものの、きちんと解説されていたこと。なんだかんだで日本のサブカルチャーは日本人の知らないところで大きな影響を及ぼしているんだなあ。2016/11/18
z
2
香港は社会主義国が統治している資本主義地域という珍しい場だということがわかった。日本と香港の関係(3年ほど香港は日本の管理下にあったこと、現在は日本のソフトパワーに大きく影響を受けている)がわかった。香港はデモが盛んだが紳士的であり、雨傘運動は興味深かった2017/02/02
源次/びめいだー
1
2016年3月発行の本。香港について理解を深めることができました。2024/04/14
ジョルジオ鈴木
1
★★★★ かなり細かく且つ正確に書かれている。 かなりの良書、バイブル!2019/03/05