目次
1 セルビアってどんな国?
2 歴史
3 政治・経済・国際関係
4 多様な地域、多様な人びと
5 社会と生活
6 文化と芸術
7 日本とセルビアの関係
著者等紹介
柴宜弘[シバノブヒロ]
早稲田大学大学院文学研究科西洋史学博士課程修了。1975~77年、ベオグラード大学哲学部歴史学科留学。敬愛大学経済学部、東京大学教養学部・大学院総合文化研究科教授を経て、城西国際大学特任教授、ECPD国連平和大学(ベオグラード)客員教授、東京大学名誉教授。専攻は東欧地域研究、バルカン近現代史
山崎信一[ヤマザキシンイチ]
東京大学大学院総合文化研究科・地域文化研究専攻博士課程単位取得。1995~97年、ベオグラード大学哲学部歴史学科留学。現在、東京大学教養学部、東京外国語大学、明治大学文学部非常勤講師。専攻は旧ユーゴスラヴィアを中心とするバルカン地域の現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
2
ルーマニアに西、ボスニア・ヘルチェゴヴィナの東。ローマ帝国やビザンツ帝国と周辺異民族の交流や抗争の場だった。2024/11/16
たろーたん
2
ミロシェビッチの下、大セルビア主義で他国を圧制し、ユーゴスラビア連邦を作って、東欧におけるソ連のようなイメージだったセルビアを調べる。2011年の国勢調査によると、人口721万人の内、およそ83%が自らを「セルビア人」と申告している。宗教事情は、全人口の85%がセルビア正教徒だ。家族愛が強く、セルビアの降誕祭(1月7日)と春の復活祭は、家族を中心に考えられた祭であり、親族一同で手料理を楽しむ。また、それぞれの家族にある守護聖人の祝日を祝うスラヴァではご馳走を用意するため、そのために休暇を取るらしい。2023/12/11
YN
1
歴史から政治経済、文化の大枠まで。もう少し産業系があっても良いかもしれない。 また一貫性があるような無いような、また情報の重複は多彩な執筆陣のためやむ無しか。2022/06/17
トム
1
広く浅くセルビアのことを知った気になれる。特に歴史に関する記述は薄かった。あと、特に山﨑佳代子の担当章は全体的に保守的な家族観が色濃く反映されかつ記述に客観性も欠けており読むのがきつかった。2021/11/26
麺
1
歴史に関する章はかなり浅く広くといった感じですが、文芸や日本との関係については新たに知るところが多々あり、セルビアを多面的に知っていこうとする上で大変親切な本でした。2019/02/23