内容説明
数学教育は、どのようにしたら、革新型社会に相応しいスキルを育成することができるのだろうか。世界中でその重要性が認識されているにもかかわらず、数学はいまだ多くの生徒にとってつまずきのきっかけともなっている。数学教育を向上させ、生徒が複雑で見慣れない非定型的な課題/問題を解くことができるようにするため、革新的な指導方法を導入する時期がきている。その際、主要な役割を果たすのがメタ認知教授法である。メタ認知教授法は、教科の成績(知識や理解、見慣れない問題に取り組む能力など)のみならず、数学に対する不安を減少させたり、動機付けを高めたりといった、感情面での成果もあげることができる。
目次
第1章 革新型社会における数学教育と問題解決能力
第2章 メタ認知とは何か?
第3章 メタ認知の教授法
第4章 数学教育におけるメタ認知教授法
第5章 到達度に対するメタ認知指導の効果
第6章 社会的スキルと感情的スキルに対するメタ認知教授法の効果
第7章 学習を促すためのテクノロジーとメタ認知的プロセスの統合
第8章 教員研修のためのメタ認知プログラム
第9章 本書を振り返って:要約と結論
著者等紹介
篠原真子[シノハラマサコ]
国立教育政策研究所研究企画開発部総括研究官/文部科学省生涯学習政策局情報教育調査官。1963年生まれ。筑波大学大学院博士課程教育学研究科、筑波大学教育学系助手等を経て、2014年より現職
篠原康正[シノハラヤスマサ]
文部科学省生涯学習政策局外国調査官/国立教育政策研究所フェロー。1956年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程等を経て、2000年より現職
袰岩晶[ホロイワアキラ]
国立教育政策研究所国際研究・協力部総括研究官。1970年生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程等を経て、2012年より現職。平成27年度文部科学省「情報活用能力調査に関する協力者会議」委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆうき