メタ認知の教育学―生きる力を育む創造的数学力

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  • サイズ A5判/ページ数 275p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750342276
  • NDC分類 375.41
  • Cコード C0037

内容説明

数学教育は、どのようにしたら、革新型社会に相応しいスキルを育成することができるのだろうか。世界中でその重要性が認識されているにもかかわらず、数学はいまだ多くの生徒にとってつまずきのきっかけともなっている。数学教育を向上させ、生徒が複雑で見慣れない非定型的な課題/問題を解くことができるようにするため、革新的な指導方法を導入する時期がきている。その際、主要な役割を果たすのがメタ認知教授法である。メタ認知教授法は、教科の成績(知識や理解、見慣れない問題に取り組む能力など)のみならず、数学に対する不安を減少させたり、動機付けを高めたりといった、感情面での成果もあげることができる。

目次

第1章 革新型社会における数学教育と問題解決能力
第2章 メタ認知とは何か?
第3章 メタ認知の教授法
第4章 数学教育におけるメタ認知教授法
第5章 到達度に対するメタ認知指導の効果
第6章 社会的スキルと感情的スキルに対するメタ認知教授法の効果
第7章 学習を促すためのテクノロジーとメタ認知的プロセスの統合
第8章 教員研修のためのメタ認知プログラム
第9章 本書を振り返って:要約と結論

著者等紹介

篠原真子[シノハラマサコ]
国立教育政策研究所研究企画開発部総括研究官/文部科学省生涯学習政策局情報教育調査官。1963年生まれ。筑波大学大学院博士課程教育学研究科、筑波大学教育学系助手等を経て、2014年より現職

篠原康正[シノハラヤスマサ]
文部科学省生涯学習政策局外国調査官/国立教育政策研究所フェロー。1956年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程等を経て、2000年より現職

袰岩晶[ホロイワアキラ]
国立教育政策研究所国際研究・協力部総括研究官。1970年生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程等を経て、2012年より現職。平成27年度文部科学省「情報活用能力調査に関する協力者会議」委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

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メタ認知:自分が考えていることを考える=問題の全体像を問いかけ 何を学習するか→いかに学習するか 革新型社会:非定型的=Complex, Unfamiliar and Non-routine. CUN課題解決 数学的推論:証明・論理・因果関係・演縛的思考・帰納的思考・形式的推理 創造性=発散的思考:与えられた問題に対して複数の答えを⇔収束的思考:1つの問題に対してただ1つの正しい解き方 IN番号を思い出す=認知 番号を思い出す方法に気付く=メタ認知的 足場づくり:補助的・目的ではない+専門の業者が組む 2020/02/11

ゆうき

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良著。買ってから「数学力」の文字に気付き失敗したと思ったが、あくまで数学を例にしている程度で他教科の人間が読んでも十分勉強になる。専門的な内容だと思うが、読みやすく、難解さをあまり感じさせない。この本を起点に、CUN課題やIMPROVE教育など、具体的なテーマに進んでみたい。一方でメタ認知のメリットばかりが紹介され、自画自賛な印象も受けた。課題や未解明な部分もきちんと提示し、バランスを取った方がより信用できる。2018/08/08

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