核時代の神話と虚像―原子力の平和利用と軍事利用をめぐる戦後史

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核時代の神話と虚像―原子力の平和利用と軍事利用をめぐる戦後史

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  • サイズ B6判/ページ数 366p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750342245
  • NDC分類 539.09
  • Cコード C0036

内容説明

70年前、広島・長崎へ原爆が投下され、核の時代の幕が上がった。核をめぐる問題に対し深い洞察を続けてきた第一人者らが、戦後の軌跡とこの時代の意味を問い直す。

目次

核時代の幕開けの意味を問い直す―忍び寄るグローバルヒバクシャの影
軍事・防衛研究としての放射線人体影響研究―第二次世界大戦・冷戦・対テロ戦争
核兵器と原発で歪められた放射線被曝の研究
占領期における原爆・原子力言説と検閲
住民はなぜ被曝させられたのか―広島・長崎からマーシャル諸島へ
「原子力の平和利用」の真相―原発導入の背景と隠された米国の意図
掣肘受けざるべく―核燃料サイクル計画の裏に潜む闇
原子力と平和―福島第一原子力発電所事故と原子力の内実
原子力政策空回りの時代
劣化ウランの兵器転用がもたらすもの
アメリカ新核戦略と日本の選択―核兵器をめぐる現状と課題
朝鮮半島における「核問題」と朝鮮人被爆者に関する歴史の一考察
軍事攻撃されたら福島の原発はどうなるか―「平和を欲すれば軍事力・軍事同盟を強化せよ」論の落とし穴
核軍縮と非核兵器地帯―北東アジア非核兵器地帯構想を中心に
日米“核”同盟―その軌跡と隠された真実

著者等紹介

木村朗[キムラアキラ]
鹿児島大学教員、平和学専攻。1954年8月生まれ。北九州市小倉出身。現在日本平和学会理事。平和問題ゼミナールを主催

高橋博子[タカハシヒロコ]
広島市立大学広島平和研究所講師(アメリカ史)。1969年生まれ。富山大学非常勤講師、早稲田大学現代政治経済研究所特別研究員、広島市立大学広島平和研究所助教を経て2008年より現職。2003年、同志社大学文学研究科より博士号(文化史)取得。日本アメリカ史学会、日本平和学会、文化史学会、日本国際政治学会、同時代史学会などに所属。広島平和記念資料館資料調査研究会委員、都立第五福竜丸展示館専門委員、日本平和学会理事、日本平和学会グローバルヒバクシャ分科会共同代表、ヒロシマ平和映画祭実行委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

26
戸田清「原子力の平和利用」の真相―原発導入の背景と隠された米国の意図(123頁~)。正力松太郎、中曾根康弘が原子力導入に活躍。中曽根は1953年に、キッシンジャー主催の国際原子力セミナーに参加(125頁)。地震国で原発保有国は日本と台湾(128頁)。その判断は誤っていたのは明白。安倍晋三は2030年に原発比率20ないし22%と想定、核燃料サイクルを推進。潜在的核武装への布石(133頁)。極めて危険だと思う。2015/11/14

はる

4
原子核の瞬時の爆発の原子爆弾と原子核の緩やかな爆発の原発の実相を明らかにすることは困難な作業であると思った。日本は核爆弾を持たない原発保有国だが、既に廃炉が決まった高速増殖炉「もんじゅ」による核爆弾プルトニウム239生成が原子力協定で認められた国。戦後まもなくに平和利用の波が核アレルギーを翻していることに驚く。劣化ウラン爆弾が問題ななるが、この劣化ウランが戦場以外の日常生活の中に入り込んでいることに驚く。2020/09/29

Mealla0v0

0
15人の脱原発アンソロジー本。1章のグローバルヒバクシャという問題提起、5章のマーシャル諸島の被爆という問題(それは日本が唯一の被爆国ではないと示す)、10章の劣化ウラン弾という放射性汚染の兵器の実態、12章の被爆コリアンの問題、13章の軍事目標としての原発といった指摘は、数ある核問題の文献のなかでも比較的盲点となっている部分であり、これらの研究の充実が俟たれる。わたしは、この本を通じて受け取ったメッセージを、核とは特殊な問題ではない、身近な危険であり、我々の生をめぐる問題なのだ、と解釈した。2017/06/28

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