目次
第1章 カーボ・ヴェルデのクレオール音楽(青木敬)
第2章 タンザニアのスワヒリ歌謡、ターラブの1世紀(桧垣まり)
第3章 伝統とモダンのあいだ―あるグリオ一族の歴史(鈴木裕之)
第4章 闘争の唄、チムレンガ・ミュージック(松平勇二)
第5章 情報で世界とつながる―アビジャン・レゲエの成立と展開(鈴木裕之)
第6章 フェラ・クティのアフロ・ビートと、ナイジェリア音楽(塩田勝彦)
第7章 イマジネーションの共振―エチオジャズの世界的展開(川瀬慈)
第8章 エチオピア表象の理想をめぐるジャム・セッション(川瀬慈)
第9章 カメルーンの若者たちが望む世界―ヒップホップ・ミュージック制作現場から(矢野原佑史)
著者等紹介
鈴木裕之[スズキヒロユキ]
国士舘大学教授。専攻は文化人類学。慶應義塾大学出身。西アフリカの都市音楽およびマンデのグリオ文化を研究。妻はギニア出身の歌手・ダンサーで、マンデのグリオでもあるニャマ・カンテ
川瀬慈[カワセイツシ]
国立民族博物館助教。アフリカの音楽文化を対象にした映像人類学研究を行う。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程を修了。ハンブルク大学(2013年)、ブレーメン大学(2014年)客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sibasiba
10
タイトルに惹かれて読む。アフリカのポピュラーミュージックについて案内書。アルメニア孤児についてのエピソードからエチオピアの歴史が知りたくなった。9章のカメルーンのヒップホップミュージック制作現場の話が一番面白かった。「白人向けのラップなんてクソ食らえ俺達の日常を楽しむ『外の連中』を喜ばすための音楽じゃないんだ」(意訳)ってのはハッとさせられる。2015/05/31
takao
1
☆科研費もらった研究の成果らしいが2019/10/14
moyo
0
アフリカン・ポップスの魅惑の音楽世界が広がります。2015/05/13