目次
第1部 レジリエンスの喪失と回復(なぜ我が国のレジリエンスが失われたのか;レジリエンスを回復・向上させるための戦略;レジリエンス喪失の事例)
第2部 レジリエンスを高める国土デザイン(ジオ・ビッグデータによる東日本大震災の検証と新たな展開;ジオ・ビッグデータによる地震災害リスク評価とレジリエントな国土デザイン;レジリエンスを高め地域創生を実現する国土デザインのあり方)
著者等紹介
林良嗣[ハヤシヨシツグ]
名古屋大学持続的共発展教育研究センター長・教授。総長補佐、環境学研究科長等を歴任。1979年東京大学大学院博士課程修了、工博。現在、世界交通学会会長、日本環境共生学会会長、日本工学アカデミー理事、日本学術会議連携会員
鈴木康弘[スズキヤスヒロ]
名古屋大学減災連携研究センター教授・総長補佐(防災担当)。1991年東京大学大学院理学系研究科地理学専攻博士課程単位取得退学、博士(理学)。日本学術会議連携会員、日本活断層学会事務局長・理事、地震調査研究推進本部専門委員、原子力規制委員会外部有識者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
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レジリエンス:一時的に崩したバランスを素早く取り戻す復元力、回復力(3頁)。やる気や幸福感という精神的な点が重要。民族や地域の伝統知や文化を尊重し、若者が自主的に活動しやすくなるような仕組み作りも重要(23頁)。レジリエンス。を回復させるために重要なことは、どんなに条件が悪い場所でも技術力で克服して何かを建てる発想から、安全性が高い場所を選ぶ努力を惜しまないこと(38頁)。中山間地においては、母集落から1キロ程度はなれたところに、数世帯単位の小集落が点在。避難など的確に行うには課題が多い(48頁)。2016/02/28