目次
研究概要とプログラム評価
第1部 スクールソーシャルワークが求められる背景と意義(家庭と学校の現状;スクールソーシャルワーク研究の動向)
第2部 効果的プログラムモデルの開発(プログラム理論:効果的なスクールソーシャルワーク事業プログラムの作成―仮モデル;全国調査によるプログラムの検証)
第3部 効果的プログラムモデルの改善・形成(実践家参画型ワークショップの方法によるプログラム再構築―修正モデル;プログラムの試行;効果的なスクールソーシャルワーク事業プログラムの完成―完成モデル;総合考察―エビデンスに基づく実践とその評価)
著者等紹介
山野則子[ヤマノノリコ]
大阪府立大学教育福祉学類教授。博士(人間福祉)。内閣府子どもの貧困対策に関する検討会構成員、文部科学省中央教育審議会生涯学習分科会臨時委員、文部科学省家庭教育支援チームの在り方に関する検討委員会座長などを歴任。大阪府教育委員会スクールソーシャルワーカー・スーパーバイザー(ほか3自治体)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
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現場で働くスクールソーシャルワーカーの実践を科学的根拠を持って分析し、あるべきソーシャルワークの形や福祉と教育の協同の形を調査から探究した本です。調査としては、項目も多く、なるべく細部まで研究しようという意図が見えてきます。逆に言えば、現場のソーシャルワーカーにとっては、少し難しかったかもしれません。スクールソーシャルワークは、地域に開かれた学校を機能させる役割があると述べられているところは、なるほどなぁと思いました。ただ、現在抱えている課題が見えにくい面もあったかもしれません。2015/05/13